KITAHATA URBAN DESIGN CORPORATION

京都・岡崎 平成12/10/7
 ル−ベンスとその時代展



京都市美術館
京都市美術館

 今回も「貰い物」の前売り券、京都で展覧会を見るのは、昨年の「オランジュリ−美術館展」以来です。「京都市美術館」は京都岡崎の平安神宮大鳥居に向かって右(東)に有ります。左側は「京都国立近代美術館」です。
 混んでるといけないので早めに家を出、9時半頃に入館しました。結構空いてました。

 バロック絵画の巨匠ル−ベンス(1577〜1640)と彼と同じ時代に活躍したフランドルやオランダの画家たちの作品73点を集めた美術展で、1点を除いて残り全て日本初公開の作品です。

 ル−ベンスは、小説「フランダ−スの犬」の主人公”ネロ”があこがれたフランドル(今のベルギ−)の画家です。作品には聖堂などの天井画・壁画のための下絵も多く、現地で完成品を見たい気もします。また、当時は「工房」で作成されていたため、数人から弟子を含めた多人数で作品を作っていたことも知りました。
 そんな事もあってか大作が多く、中でも「ボレアスとオレイテュイア」は圧巻で、ダイナミックな力強さが感じられます。所蔵するウィ-ン美術大学絵画館がこれまで門外不出としていた作品です。
 他に、「三美神」「ケレスとバッカスがいないとヴィ-ナスは凍えてしまう」などの大作、風景画、風俗画、静物画、人物画を見ることができます。


応天門
平安神宮
 
 昼迄時間があったので、すぐ近くの平安神宮へ行って来ました。久しぶりなので「庭」も見ることにしました。ここの庭(神苑)を見ることが出来るのを知らない人も多いようですが、結構広くて手入れの行き届いた立派な庭で、車の行き交う都市の真ん中に、こんなに立派なものがと驚かされます。

 神殿(大極殿)の後方が神苑になっており、向かって左の「白虎楼」の横から入り、(大人/600円)右の神楽殿の北から出てきます。神苑は社殿を囲むように広がる回遊式庭園で、桜、花しょうぶ、睡蓮、萩、紅葉などの名所で、東苑は平安時代の様式を伝えるといわれています。 池の飛び石はまん丸で、「鳥居の柱」の”輪切り”かと思ったら、何んと豊臣秀吉が建造した三条と五条の大橋の橋脚だそうです。

 池の近くに寄ると、鯉が近づいてきます。
Hiroさんが
   「ごめんね、何も持ってないから」
と言うのですが・・・・。
 小生が、面白がって手を叩くと、沢山の鯉がよってきました。エサをもらえると思うのでしょう。
かわいそうなので、ちゃんとエサを買って(1個・50円以上)たらふく?食べさせてやりました。

 平安神宮の祭時代祭は、10月22日に行われます。1895年(明治28年)、平安遷都1100年を記念して平安神宮が創建された時、大祭、建造物、神苑の保存のため、市民により平安講社が組織され、記念事業として「時代祭り」が始まりました。、桓武天皇が794年(延暦13)に長岡京から平安京に都を移された日です。

太極殿 白虎楼 臥龍橋

 庭を出るとちょうど昼食によい時間だったので、地下鉄で「くいな橋」まで行き、「グリル・キャプテン」で美味しいものと、昼真っからワインもいただいて、ほろ酔い気分で帰路につきました。




INFORMATION

ル−ベンスとその時代展
●交通アクセス/阪急河原町駅から市バスで10分から20分/京都会館美術館前下車すぐ
   阪急烏丸駅から、地下鉄烏丸線→東西線「東山」駅下車徒歩約5分
●期間/2000年8月29日〜10月22日
●料金/一般 1200円/学生 900円/小中学生 600円
●時間/9:00〜17:00(入館16:30まで)
●休館日/月曜日
●TEL/075−771−4107

京都市美術館
○JR・近鉄京都駅前(A1のりば)から市バス5、快速5、特5で「京都会館美術館前」下車
○阪急烏丸駅・河原町駅から市バス5、快速5、特5、27、32、46で「京都会館美術館前」下車
○京阪三条駅から市バス5、快速5、特5、27で「京都会館美術館前」下車
○市バス201、202、203、206で「東山二条」下車徒歩約5分
○地下鉄東西線「東山」駅下車徒歩約5分 
〒606-8344 京都市左京区岡崎公園内 TEL (075)771-4107



「ちょっとお出かけ」へ戻る

「ご近所紹介」へ戻る

ホ−ムペ−ジへ戻る