安治川トンネル
我が国最初の沈埋トンネル |
■土木学会の市民見学ホームページを見ていると、
『阪和自動車道』 ほりたてのトンネルを歩いてみよう!
と、もう一つ、
日本で「最初」と「最新」の沈埋トンネルを見に行こう!!
両方ともトンネルですが、阪和道は和歌山まで行かなければならないので、
さんと相談の結果、沈埋トンネルに応募しました。
沈埋工法とは、海底や河底にあらかじめ溝を掘り、
陸上で製作されたコンクリートのトンネル躯体(沈埋函)を船で曳航し、
計画地点で水を入れて沈めます。
その後、水圧を利用して駆体同士を密着接続。これを繰り返して長いトンネルを建設する工法です。
10月末に当選の知らせがありました。
結構応募が有ったらしく、参加者も150人と大人数です。
■まずは、我が国初の沈埋トンネル「安治川トンネル」です。
JR西九条駅を南へ300m弱歩くと、
5階建ての鉄筋コンクリートの古めかしい建物が出現します。
これが、昭和19年(1944年)に開通した日本初の沈埋トンネル、
安治川トンネルの北側のエレベータ建屋です。
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南側のエレベータ建屋 |
内部の様子 |
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昔は車も通ってていたそうですが、
(ここに車が通っていた頃の写真があります)
エレベーターで車を上げ下げするため渋滞が激しく、
利用されなくなりました。
現在は人と自転車が、エレベーターまたは階段で利用しています。
太平洋戦争末期に、莫大な費用と高度な土木技術を使い、
この沈埋トンネルを造ったことには驚きます。
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咲洲トンネルから咲洲へ |
■「安治川トンネル」の南側から3台のバスに分乗、
二つ目の”沈埋トンネル/咲洲トンネル”を通過して咲洲へ入ります。
「なにわの海の時空館」の横をとおり、建設現場へ。
事務所で簡単なレクチャーを受けて後、いよいよ”夢咲トンネル”の現場へ向かいます。
昨年、一般募集により名称が『夢咲トンネル』に決まりました。
道路部延長約2100m、そのうち沈埋部分が約800m。
幅35m、高さ9m、長さ100mの函を8函並べて作られた、
道路鉄道併用の最新海底沈埋トンネルです。
10月に沈埋部が貫通、今年度内の完成を目指しています。
■追記
平成29年6月、所用で咲洲に行ったついでに、
少し足を伸ばして舞洲のゆり園に行ってきました。
以前、開通前に現場見学した”夢咲トンネル”と
”夢舞大橋”を通れば
舞洲まであっという間です。
おまけに通行料は無料となっています。
参考/ちょっとお出かけ>舞洲ゆり園
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トンネルの海面 |
計画地 |
いよいよ現場へ |
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事前の説明 |
入り口付近/少し粉っぽい |
沈埋部分中央付近/でかい!! |
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非常用通路も歩きました |
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トンネルクイズ |
すぐ横に「なにわ時空間」 |
距離標 |
開通すると誰も見ることの出来ない「銘板」 |
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WTC(ワールドトレードセンター) |
■トンネル見学後、WTCへ。
ここで昼食と休憩を兼ねて一旦解散となったので、
眺めの良いWTCで食事することにしました。
6階の職員食堂は土曜日で開いてないだろうと、
上のレストラン街に上がりました。
45階の「大阪港広報サテライト」横の「喫茶店」が
安くて眺めが良いので行きましたが、
土曜日のせいか閉まっていました。
仕方なく、47階の和食の店へ。
でも、半分赤い生焼けの鶏肉にげっそり。
客の前で店員同士がもめてるし・・・・・。
WTCによく行ってた頃は、店も沢山開いていたし活気があったような気がします。
全部、土曜日のせいでしょうか??
それにしても、WTCのオフィースエリアに空きフロアーの多いこと。
二次破綻してツケは市民が・・・。(WTC入居状況)
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WTC1階イベント広場 |
ATC舳先型海の展望台 |
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その舳先には恋人達の願いの証が・・・ |
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なにわ海の時空間 |
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■午後は、
大阪市立海洋博物館「なにわの海の時空館」
で、土木の日ポスターの表彰式、クイズの答え合わせ。
その後、沈埋トンネルの水圧利用や液状化の実験を体験し、
「なにわの海の時空館」を見学。
帰りしなに粗品を頂戴し、
コスモスクエアー駅までバスで送っていただきました。
よく歩いた見学でした。
さんの万歩計は、優に1万歩を超えました。
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クイズの答え合わせ |
沈埋トンネルの水圧利用の実験 |
液状化の実験 |
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「なにわの海の時空館」への海底トンネル |
実物大で復元され、実際に航行した浪速丸 |
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お土産 |
■今回のお土産は3問のクイズに答え、全問正解で頂戴しました。
シャープペンシル、ボールペン、クレヨン、
防災ホイッスル、花の種、ハンカチ、紙電車模型
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