地上40mの鉄橋上、車窓から余部の海を望みます
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■餘部駅は無人駅です。
ホームには観光客が30人ほど。
ところで「あまるべ」の漢字表記ですが、
最初、列車で行こうとしてJRで検索すると、姫路の「余部」が出てきました。
どうやら姫路の「余部」と区別する意味もあって駅名は「餘部」と記すようです。
地名は「余部」で、橋りょうの正式名称は「余部橋りょう」。
今回の見学会の資料では土木学会もJRも
橋の名称は地名と同じく「余部」を用いています。
■しばらく待って、時間通りやって来た豊岡行きの列車に乗り鉄橋を渡ります。
地上40mからの余部の町と青い日本海。澄んでいます。
直ぐにトンネルに入るので、アッという間の風景です。
車内は空いていたので、自由に写真を撮ることが出来ました。
隣の鎧駅までは数分で到着しました。
ワンマンバスと同じシステムで、
運転手さんに車内で140円の運賃を支払い下車します。
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餘部駅への登り路 |
餘部駅ホームから鉄橋、トンネルを望みます |
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鎧駅到着 |
鎧駅ホームにて |
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このベンチに腰掛けて食べたかった・・・ |
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NHK朝ドラ「ふたりっ子」等の撮影に使われた、鎧駅・海側のホーム |
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■鎧駅ももちろん無人駅ですので、
観光客は、自由に駅舎から出たり入ったり。
駅前では皆さん記念撮影をされています。
今は使われなくなった海側のホームへも地下道を通っていくことができます。
海側のホームには、背もたれも無い白木のベンチが二つ。
このベンチに腰掛けて澄んだ湾内を眺めながら昼食の予定でしたが、
ベンチが若いカップルに占領されていたのと、少々日差しも強かったので、
待合室に入って、お好み焼きの昼食をいただきました。
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”ふたりっ子”の見た風景/鎧駅から眼下の港を望みます
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■そうこうするうちにもう帰りの時間です。
12時41分の浜坂行きに乗って再び餘部へ戻りました。
帰りの列車は時間的に観光客が多く、満員です。
行きのように”ゆったり”写真を撮ることも出来ません。
下車してからも、ホームから出るにも列をなす状態でした。
■さて、この次はいよいよ新橋の見学会です。
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明治時代の工事中に2名の方が墜落死されました。
昭和61年(1986)の列車転落事故では6名の方が亡くなられました。
亡くなられた方や、鉄橋の建設工事に携われた方々のご冥福をお祈りするとともに、
今後の工事の安全と、安全な餘部橋梁の完成を心よりお祈り申し上げます。 |