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KITAHATA URBAN DESIGN CORPORATION
兵庫県香住町

さよなら、余部鉄橋 
  餘部・鎧、往復の旅



余部鉄橋  平成22/6/5

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昼食を求めて・・・

■今回の目的は土木学会主催のイベント

    100年後の『土木遺産』をめざす 余部橋りょうを見に行こう!

明治45年(1912年)に完成した余部鉄橋を

新しい橋に架け替える工事が終盤戦を迎え

新旧の橋を見学するというものです。


現地に着いたのは、10時半少し過ぎ。

見学会集合の午後2時までは十分に余裕があります。

駐車場を求めてウロウロしましたが、

結局、集合場所である公民館の駐車場に車を停めました。


1時間ほど写真を撮ったり海や橋を眺めて過ごしました。

運良く鉄橋を通過する列車も写真(タイトル写真)に撮ることが出来ました。



南側から新余部橋梁、その向こう海側に現余部鉄橋の橋脚が見える


■さて、朝食はコンビニだったので昼食は・・・と探しました。

ところが、地元の方に聞いても集落内にコンビニは無く、

JAでパンを売っている程度とのこと。

橋の南の国道沿いを歩いていくと、小さな喫茶店のようなお店がありました。

ふとその反対側を見ると、川(長谷川)の向こうにお好み焼きの看板を発見。


橋を渡って歩いていくと、玄関の前にはメニューも何も無し。

思い切って戸を開けましたが人気無し。

ここを逃すと他にないので奥まで入って声を掛けると

しばらくしてから、にこやかな"おばちゃん"が登場です。
    


餘部駅への登り路途中から鎧方向を望みます

■しばし、おばちゃんの昔話を聞きながら

お好み焼きが焼けるのを待ちます。


住民の陳情で餘部駅ができるまでは、

隣の鎧駅まで子供を背負って列車のトンネル内を歩いて行った話。

トンネル内で列車と遭遇すると、待避用の小さな穴に皆んなで入った話。

あっと言う間に時間が過ぎて、気がつくと12時ちょっと前。

12時22分の豊岡行きに乗って鎧までを往復する予定なのですが、

餘部駅は山の中腹にあり、落差は40m。歩いて10分以上かかります。

急遽、焼き上がったお好み焼きをトレーに入れてもらい、

まだまだ話し足らないおばちゃんと別れて駅までちょっとした山登りです。

余部鉄橋を列車で往復


地上40mの鉄橋上、車窓から余部の海を望みます


■餘部駅は無人駅です。

ホームには観光客が30人ほど。


ところで「あまるべ」の漢字表記ですが、

最初、列車で行こうとしてJRで検索すると、姫路の「余部」が出てきました。

どうやら姫路の「余部」と区別する意味もあって駅名は「餘部」と記すようです。

地名は「余部」で、橋りょうの正式名称は「余部橋りょう」。

今回の見学会の資料では土木学会もJRも

橋の名称は地名と同じく「余部」を用いています。


■しばらく待って、時間通りやって来た豊岡行きの列車に乗り鉄橋を渡ります。

地上40mからの余部の町と青い日本海。澄んでいます。

直ぐにトンネルに入るので、アッという間の風景です。

車内は空いていたので、自由に写真を撮ることが出来ました。


隣の鎧駅までは数分で到着しました。

ワンマンバスと同じシステムで、

運転手さんに車内で140円の運賃を支払い下車します。


餘部駅への登り路 餘部駅ホームから鉄橋、トンネルを望みます
鎧駅到着 鎧駅ホームにて
このベンチに腰掛けて食べたかった・・・
NHK朝ドラ「ふたりっ子」等の撮影に使われた、鎧駅・海側のホーム


■鎧駅ももちろん無人駅ですので、

観光客は、自由に駅舎から出たり入ったり。

駅前では皆さん記念撮影をされています。

今は使われなくなった海側のホームへも地下道を通っていくことができます。


海側のホームには、背もたれも無い白木のベンチが二つ。

このベンチに腰掛けて澄んだ湾内を眺めながら昼食の予定でしたが、

ベンチが若いカップルに占領されていたのと、少々日差しも強かったので、

待合室に入って、お好み焼きの昼食をいただきました。


”ふたりっ子”の見た風景/鎧駅から眼下の港を望みます


■そうこうするうちにもう帰りの時間です。

12時41分の浜坂行きに乗って再び餘部へ戻りました。

帰りの列車は時間的に観光客が多く、満員です。

行きのように”ゆったり”写真を撮ることも出来ません。

下車してからも、ホームから出るにも列をなす状態でした。


■さて、この次はいよいよ新橋の見学会です。

明治時代の工事中に2名の方が墜落死されました。
昭和61年(1986)の列車転落事故では6名の方が亡くなられました。
亡くなられた方や、鉄橋の建設工事に携われた方々のご冥福をお祈りするとともに、
今後の工事の安全と、安全な餘部橋梁の完成を心よりお祈り申し上げます。

付  録

■香住町のマンホール蓋

”日本一高いところにある灯台”御崎灯台と日本海、

名産物のカニ、町の花さつきなどがデザインされています。

■参考/マンホールの蓋





INFORMATION




行  程
L=520km

● 行 き
自宅/5:30−→大山崎IC/名神高速/中国自動車道/播但連絡道路/朝来SA/和田山IC/7:25−→国道312号−→加都・交差点/右折−→県道136号−→山城の郷−→山道(狭いので対向車に注意)−→7:40/竹田城−→ローソン/朝食/8:40−→国道312号−→国道9号−→国道312号−→豊岡/9:50−→国道178号−→香住/10:25−→10:40/余部〜JR餘部/12:22−→12:26/JR鎧(昼食)/12:41−→12:44/JR餘部〜見学会/15:40−→浜坂/16:15−→国道178号−→国道9号−→17:30/鳥取
● 帰 り
鳥取/8:00−→国道53号−→国道9号−→8:10/鳥取砂丘/9:10−→9:30/白兎海岸/10:25−→国道9号−→国道29号(鳥取南バイパス)−→鳥取IC/鳥取自動車道−→11:25/道の駅あわくら(昼食)/12:10−→12:30/作用JC/中国自動車道/社PA/13:20−→茨木IC−→14:30/自宅

情報リンク集

●餘部鉄橋

余部鉄橋(香住観光協会)香住観光協会

●今回の旅行関連

天空の城、竹田城跡 ■余部鉄橋往復の旅(本編) ■新旧余部橋梁見学会 ■鳥取砂丘・白兎海岸
●無料駐車場の案内

■中央マークは無料駐車場。 ■中央マークは無人売店と無料駐車場
工事が完了すれば、橋の下の駐車場も復活するでしょう









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