但馬御火浦 |
■土木学会主催のイベント終了後、
地図を見ると”大洞門の連続”と書いてあったので、
海岸沿いの道路を浜坂へ向かいました。
ところがいくら走ってもそれらしきものが見つかりません。
それどころか、対向車が来たらすれ違いも難しいくらい道幅はだんだん狭くなり、おまけに地形に沿ってクネクネ曲線の連続になってきました。見所と言えば、灯台が一箇所有ったくらいで、海も殆ど見えませんでした。
その灯台は伊笹岬にある「御崎灯台」。昭和26年に完成し、高さは約14m。香住町のマンホールのデザインにも使われています。海からの高さが約270mあり、日本一高いところにある灯台と言われています。
天気のいい日は丹後半島まで見わたせるそうです。
|
■灯台を過ぎても完全な山道で、対向車が来るのを注意しながら緊張の運転です。
昔だったら運転していても酔うくらいです。
「但馬御火浦」と言う看板もあったので、
海岸に降りていけば、きっと名所が有ったのでしょうね。
いい加減嫌気がさしてきた頃、
餘部から半時間以上かかってようやく浜坂に到着です。
国道178号に出ましたが、さらに山を越え
鳥取県に入って何とか国道9号線にたどり着きました。
あとは、平らな道ばかり。
■夕方5時半頃、鳥取駅近くのホテルに着きました。
もう少し遅かったらホテルの駐車場が満杯の所でした。
見学会の時、先発のグループに編入したのが良かったようです。
夕飯はホテルでもらった市街地図に割引クーポンが付いていたこともあり、
駅近くの居酒屋「八六三(はるみ)」に行きました。
酒は、
鳥取と言えばこの酒
と書いてあった「満天星」(諏訪酒造)を冷やでチョイス。
昔風の素朴な味で感激したので、翌日お土産に買いました。
帰ってきてから「諏訪酒造」を調べると、
TVでもドラマ化された「夏子の酒」のモデルになった鳥取県智頭町の酒造会社だそうです。
|
|
|
夕食は居酒屋「八六三(はるみ)」にて |
ぼたん海老 |
|
|
冷やで、満天星(諏訪泉・純米吟醸) |
岩牡蠣 |
|
|
鳥取砂丘 |
■翌朝、駅前から県庁に通じる国道53号線を走りました。
日曜日と言うこともあったのでしょうが、広い道路に殆ど車なし。
9号線に入り、ホテルから10分程で鳥取砂丘に着きました。
学生時代に一度だけ来たことがあるのですが、
連れ合いのhiroさんの要望でもあり、今回の旅行に二つ目の目玉です。
何気なく砂丘に一番近い駐車場に車を入れました。
駐車料金400円を支払い、車を停めて周りを見回すと、
道の反対側に「無料駐車場」の看板!!
「 あっちに”無料駐車場”あるやん!! 」
どうやら周辺の土産もんやさんの駐車場は無料のようです。
ちなみに、有料駐車場には”鳥取ナンバー”の車は殆どありませんでした。
■ちょうどイベント期間中だったのですが、
驚いたのはその内容。なんと、
「らっきょうフェアー」
地元の方には失礼ですが、思わず、
「 他にもっとええもんないんかなァ〜 」
■私は”海の近くの砂山”まで行きたかったのですが、
1kmくらい有りそうだし(実際には500m程)
さんが硬く拒否するので諦めました。
(サンダルまで持って行ったのに・・・・)
よく見ると砂山に登った人達は殆ど裸足で帰ってきていました。
売店に貸し長靴がありましたが、
あれではきっと間に合わないのでしょうねぇ〜。
|
カーソルに合わせ画像が左右に動きます
|
■砂丘近くで砂の彫刻を展示する「砂の美術館」では
「第4期展示 砂で世界旅行・アフリカ
〜偉大なる大陸の歩みを訪ねて〜」
が開催中でしたが、有料だったので、
外からチョットだけ覗かせていただきました。
次の目的地は白兎海岸です。
|
|
|
|
白兎海岸 |
■白兎海岸には、鳥取砂丘から国道を走って20分程で着きました。
ハマナスの自生南限だそうですが、花の季節にはまだ少し早かったようです。
道の駅に車を停め、まず白兎神社にお参りしました。
祭神は白兎神。神話で有名な「因幡の白兔」です。
創祀の年代は不詳で、拝殿の後方に本殿があり、
その土台には、菊の花を彫刻した菊座石が置かれています。
神社の方がお二人、庭を掃かれていました。
周辺の原生林は国の天然記念物に指定されています。
|
白兎神社 |
はまなす |
道の駅 |
|
|
境内から白兎海岸を望む |
白兎神社・拝殿 |
|
|
白兎神社・本殿 |
菊座石 |
|
■白兎神社から陸橋を渡ると白兎海岸です。
展望台よりも、陸橋の上からの方が、一番眺望が良いようです。
海岸の沖80mほどの所には、古事記の記述通り、
ウサギが流されたという”淤岐島”という島があります。
|
|
|
|
白兎海岸と淤岐島 |
淤岐島もウサギの形、鳥居周辺の木の生え方もどことなく・・・ |
|
|
|
白兎海岸、鳥取方向 |
道の駅の「名誉駅長」さん |
|
■古事記の解釈には諸説有りますが、
現地の案内板には、
本土にいた白ウサギが、洪水で流されて
淤岐島まで行ってしまった。
そして帰るのに困ってワニをだました、
ということになっています。 |
■鳥取砂丘では、朝早すぎて食べなかった「梨ソフト」
ここの道の駅でいただき、余部鳥取の旅の〆としました。
参考/チョット休憩ソフトクリーム
|
|
|
追 伸 |
■帰りは鳥取道を南下しました。
鳥取ICに乗って直ぐくらいに
河原城(愛称・若鮎城)
が見えました。
名前の通り、スレンダーなお城でした。
鳥取道は完成していないのですが、
9割がた高速規格であるにもかかわらず
作用JCまで無料でした。お得なルートです。
■おまけに途中の「道の駅あわくらんど」では昼食後、
「えらい安いわ!一人分くらいしかない」
「まええわ、むこうが間違えたんやし・・・」
土産を買っている時にレストランから出てきた他の夫婦連れも
「え!まちごうてんのちがう??」
と言うささやきが耳に入りました。
レストランの入口に、小さく
”以下のものは半額になりません・・・・・”
と書いて有るので、半額サービス中なのだと思いそこいらを見回しましたが何も無し。、
土産物も買って外に出る時、
A4程の小さなパンフのそのまた小さなコーナーに
6月6日レストラン半額
の記事を見つけました。20周年記念だそうです。
「もっとデカデカと書いとけよ!!」
そしたら、もうチョット高いもん頼んだのに・・・・・・。
|
道の駅あわくらんど
|
|
|