■京都府八幡市と久御山町とをつなぐ
流れ橋(正式名/上津屋橋(こうづやばし))
は、木津川に架けられた木橋です。
全長356.5m、巾員3.3m、流れ橋としては日本最長で、
時代劇の撮影によく利用されています。
欄干のない歩行者専用橋で、増水時に水の抵抗を少なくするため、
橋げたが浮いて流れるように設計されています。
流れた時には、ワイヤーで繋留されるようになっています。
木津川流れ橋(きづがわ ながればし)、八幡流れ橋(やわた
ながればし)
とも呼ばれています。
左岸(八幡市)側には「流れ橋」の石碑があります。
以前は半分くらい埋もれていましたが、設置し直されたようです。
この石碑は有名な俳優さんの寄贈です。
さて、誰でしょう?
ヒント1/上の文章中にヒントがあります。
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幾度も洪水に洗われ、上流側が削られている石碑
ヒント2/大阪を代表する○○劇俳優さんです。 |
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左岸(八幡市)下流側から右岸(久御山町)方向 |
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左岸(八幡市)上流側から右岸(久御山町)方向 |
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似たようなアングルで平成27年3月21日撮影
杭の間隔が短い |
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左岸(八幡市)側から右岸(久御山町)方向 |
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右岸(久御山町)にて |
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中央付近から下流を望む |
木津川中州で釣りを楽しむ方 |
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■流れ橋は、平成26年8月の台風11号による増水で流失しました。
昭和28年(1953)3月の完成以来、計21回目です。
復旧には数千万円かかるうえ、
4年連続の流出により、平成23年9月の流出以降、
平成26年8月までの約3年間で、
通行できたのはたったの約1年間だけだったそうです。
そのため”流されすぎ橋”との悪名まであり、存続も危ぶまれました。
しかし、橋面を75センチかさ上げし、木製だった橋脚の一部をコンクリートに。
橋脚間のスパンも約2倍に拡大することで、
流出確率を減少させる復旧工事が行われてきました。
総事業費は約3億7千万円。
今年3月無事竣工し、27日に”開通式”がありました。
再び、”四季彩館”とともにツーリングの人や観光客の憩いの場となっています。
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■クイズの答えは、2010年に亡くなった藤田まことさんです。
「必殺仕事人」の撮影で再三この橋を渡ったそうで、
歌手;藤田まこととして、「木津の流れ橋」(作曲;浜圭介)
という持ち歌もあります。
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寄贈/藤田まこと |
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