HOME釣りクラブ釣り日記/平成19年(07)イサギ/岬 丸


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 イサギ−14   



和歌山県・比井港/岬 丸
H19/6/9(小潮)
旧暦4月24日・月齢23.3

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★釣行記★


大雨洪水注意報、路面が照らし出される稲妻の中・・・


 毎年この時期恒例の「イサギ釣り」です。

今回は、初めての日高町比井港の「岬丸」。

参加者は直前に二人が帰ったので8名になってしまいました。


 6月8日(金曜日)深夜、天気予報が”大荒れ”を伝える中、大阪を出発。

高速を走行中、日付も9日(土曜日)になり、岸和田を超えた当たりから次第に雨が強くなりました。

おまけに雷。

 1時間程先行し、”比井港”に近づいている4名のグループからは、

   「雨で前が見えません」

との連絡。

 稲妻で真っ暗闇に高速道路が一瞬明るく照らし出されます。不気味な感じ。

さらに、後発の2名のグループからは、
 
   「帰ろうか?」

との電話。


 そんな中、2時間かけて日高町の比井港についても雨足は弱まりません。

終始ごろごろ!!ピカッ!!


 後発のグループ2名は、2時過ぎに現地に到着しましたが、ここまで来て残念ながらリタイヤ。

ところが・・・・・、そう、そんなもんです。

30分もしない内に雨も雷も止み、静かになりました。


■〜8時までで1匹


 船長の鶴の一声で3時半が3時集合になりましたが、船長が来たのは4時前。

おまけに、集合してから船に乗り込むはずが、既に船尾はクーラーで”場所取り”完了済み。

 製氷室の前で氷をクーラーに入れ

(”場所取りク-ラー”を先に置いてる先客は段取り良くコンビニ袋に氷を入れ、船に持って行きます。)

初めて参加の”○田”さんを”先客”グループ側の船尾寄りに座って貰い、着席。


 出船は4時。曇天ながら波は穏やかです。

半時間程で”日の岬沖”のポイントに到着。

”若い衆”が

  「2色+10m程で・・・」

と言いましたのでその段取りをしていると、

  (例によって、一投目は、道糸を糸巻きから解きながら投入します。

   以前、仕掛けの落下速度がゆっくりとなり、

   イワシに仕掛けを”くちゃくちゃ”にされた事があります。

   それ以来、初回は仕掛け無しで鉄仮面だけ投入することにしています。

   2投目からは3本針のサビキ仕掛けを付け、鉄仮面にアミエビを入れます。)

 私の後ろ(船首側)に座っていた”T倉”君が船長に怒られます。

   「赤(1色20mの3色目)まで出したら根掛かりするでぇ!!2色(40m)でええ!!2色や!」

仕方なく、タナ2色(40m)で釣り始めました。


いつものとおり、仕掛けが伸びきったところで大きく糸を振りエサを撒きます。

すぐに一ヒロ巻き上げ、撒き餌の中にサビキが入るようにします。

後は待つだけ。しばらく反応がなければ再び大きく糸を振り、すぐに一ヒロ巻き上げ。

普通は、これを三回程繰り返します。


 しかし、8時頃までの釣果→→→1匹。

  ”今日は、一体どうなるんだろうか???”

■8時からは・・・


 今日はだめなのかととも思いましたが、船尾の竿釣りの人は結構良い型のイサギを釣っています。

つまりイサギは居るんで、タナが合って無いだけ。

 そのうち、船尾からタナ46mとの声が聞こえてきました。

ほぼ同時に、場所が空いたからとかで船が少し移動。

 そこで、船長の指示を無視してタナを50m(赤の半分)にし、”オキアミ”も付けることにしました。

すると、グット引かれるような当たり!!

過去のイサギの”クックッ”というような当たりと全く違います。

 上がってきたのは30cmクラスの丸々太ったイサギ。

これからは、仕掛けを入れるとほぼ釣れる状態が続きました。

 試しにオキアミを付けずに入れるとやはり食いが悪くなりました。

11時の納竿までほぼ入れ食い状態でした。

釣果は25〜30cmクラスが32匹。

今までで一番型が良かったので、十分満足の行く結果でした。

 

■はさみを使って3枚おろし
TVで放送していた、

  「はさみを使って魚を三枚に下ろす」

を観て感動しました。

初めて魚をさばくという”グラビア・アイドル”でも簡単に出来たからです。

今回、釣ってきたイサギを使って初めての挑戦です。

はさみは”百均”で買ってきた”万能ばさみ”

右利きの方の説明です。


まず、左手に軍手、右手にはさみです。

1.背びれや胸びれなどをはさみで切り落とします。

2.お尻の孔からはさみを入れ”のど”の所まで切ります。(白子やマコを傷つけないよう気を付けます)

3.エラの後ろに沿って、頭の方に向かいそのままはさみを入れて行きます。

4.さらに進んで”首”の骨を切り、反対側のエラの後ろに沿って、腹の方に向かい頭を落としてしまいます。

5.内蔵を除き、白子やマコを丁寧に取ります。

6.お腹を上にして腹を開けます。ここからが重要ポイントです。

 はさみの下の先をちょうど”肋骨”の付け根に差し込み、背骨から肋骨を切り離していきます。

 左右とも肋骨を切り離すと後は簡単です。

7.尻尾の方から背びれの硬いところに沿い、頭の方に向かって”包丁”を入れます。

 肋骨が切れているので簡単に背中側が切れます。

 次ぎに腹側を、頭から尻尾に向かって切ります。

 はい、これで一枚上がりです。

8.魚を裏返し、腹側を頭から尻尾に向かって切っていきます。次は背中側。これで三枚におろせました。

9.肋骨を包丁で取り除き、身を上にして左手で尻尾を押さえ、右手で尻尾から包丁を入れて、

 皮を押しつけるように包丁を左へ進め、”皮から身を”はがします。

 これで切り身が完成です。氷水でサッと締めると、軍手から着いた鱗も取れます。


 


★釣り情報★

 

■持ち物

服装

  雨カッパ(上下)/帽子/長靴
  /指サック(左右の人差し指、右の親指)
  /手袋(左手、魚をつかむため:私の場合、いらなくなったゴルフ用手袋)

必需品

  ク−ラ−ボックス(20リッタ−以上)
  防寒着、酔い止め薬(役に立たない場合もある)
  ペンチ、ハサミ、手ぬぐい、眼鏡ホルダー

有ると便利なもの

  アミエビスプ−ン(手が臭くならない)、
  飲み物、食べ物、ナイフ、ぞうきん用タオル

■デ−タ

★行程 

往路=23:10山崎発→23:40釣友3人ピックアップ/12:00→吹田IC→近畿・阪和→紀ノ川SA→湯浅御坊道路→広川IC→国道42号線→紀伊国屋広川店→コンビニ→14:30比井港着

復路=12:00比井港→紀ノ川SA(昼食)→吹田IC→釣友宅→15:30山崎着
 
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岬  丸/オフィシャルホームページ

餌やさん、釣具屋さん/紀の国屋広川店/オフィシャルホームページ


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