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■イサギの刺身は初夏〜秋が旬とされています。
特にこの時期のイサギを ”麦わらイサギ”と呼んでいます。
白身で一般の魚より脂肪含量が多い上、
産卵時期ですのでさらに脂がのって美味しくなっています。
また、釣り人の特権として、
釣ったイサギ全てにマコか白子が入っており、
白身も新鮮な卵も楽しめる時期なのです。
■さて、恒例のイサギ釣り。
今年は一昨年お世話になった、和歌山県御坊市、
美浜港「千代丸」さん
です。
今回は参加が20人でしたので、
別にもう一隻、「サンワード千代」をチャーターしていただきました。
「千代丸」は他グループのお客さんも同船し、
弊社の部長と大くんの他、平さん、橋さん、河さん、高さん、斉さん、田さん
のベテラン陣が乗り込みました。
■サンワード千代は貸し切りで、
私の他、浦べぇ〜さんファミリー3人、浜さんグループ4人、
そして常連の新ちゃん、谷ちゃん、昨年から参加の織君、
そして今年初めての大君の合計12名が乗り込みました。
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■4時に出船して、4時半頃「日ノ岬沖(ナベ)」に到着しました。
私の釣座は右舷”ミヨシ(舳先側)”、錨の横でした。
”コマセ”を撒くイサギ釣りでは、理論上”最悪の場所”です。
案の定、開始早々”トモ”の方では歓声が上がっています。
谷ちゃんなんかは3本針にトリプルイサギ!!
左舷側しか見えませんでしたが、
トモの皆さんは快調に釣果を伸ばしているようです。(5:00)
■私は、”最悪の場所”と開き直り、
タナ取りだけは注意するようにしました。
釣れたタナ、針の位置(3本針のどの針か)、コマセを振った位置、
これら道糸の色を参考に正確に覚えておきました。
当初のタナは、2色プラス一ヒロ前後でした。
仕方のないことですが、”トモ”では100%針掛かりしますが、
私は二回に一回くらいしかイサギが釣れません。
それでも、塩焼きサイズも混じりますが、
30cmオーバーの形の良いのが殆どなので、
「この調子で10〜20匹も釣れれば、晩餐と近所へのお裾分けには十分!」
と言う気分です。
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■”最悪の場所”が当たったので、気分的に余裕が生まれ
刺身にできそうな大きなのは、すぐに締めることにしました。
前々回の釣行で、
血抜きをした場合と氷締めの場合
の差が歴然となったのが理由です。
そのため、右側に海水バケツ、コマセバケツ、クーラー、ナイフ
左側に糸巻き、鉄仮面入れ。
さらに、酔い止めのアネロンを飲むとのどが渇くので、
背中側のキャビンの屋根
にペットボトル、の配置としました。
この並べ方が悪いと、手返しが悪く、体もしんどくなります。
さらに、釣れた時に道糸が縺れる原因にもなります。
カッパの防水がイマイチなので、ぞうきんはお尻の下です。
■ところが、しばらくして大きいのが釣れたのですが、
針が外れて逃げ出した時の騒動で、
ナイフを失ってしまいました。
後半になって船長にナイフを貸して貰うのですが、
それまでは残念ながら血抜きができませんでした。
私の右側では、相変わらず順調に釣果が伸びていました。(7:00)
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順調に釣果を伸ばす右舷トモ側 |
左舷トモの女性陣 |
船長に竿釣りを進められ奮闘中の大君 |
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■コンコンと当たりがあって引き上げても
針掛かりしていない場合が何度もあるので確率は悪いですが、
釣れ続けるので釣果は着実に伸びてきました。
(コンコンの小さな当たりの次ぎに
クイッと言う軽い当たりが来るまで
少々待った方が良かったのかも知れません。)
中盤には”トモ”側で釣果が上がらなくなりました。
それでも私は釣れ続け、だんだん羨ましくなくなってきました。
それどころか、クーラーが満杯近くになってきました。
船長から、
「氷、入れるトコ空けときや」
とアドバイス。
おまけに、ちょっとだけ船長に誉めていただきました。
釣りで誉めて貰ったのは初めての経験です。
■ついに、これ以上クーラーには入いらん程となり、
左舷で”酔った”新ちゃんと、釣りは初めての大君のクーラーに
10匹程お裾分けしました。、
新ちゃんのクーラーには既に船長からのプレゼントの良型も入っており、
新ちゃんは、寝てる間に ”クーラー満タン”
となりました。
■”トモ”側では釣果上がらなくなっていましたが、
私は”空いたスペース分”が埋まるまで釣り続けました。
それも、すぐに満タンとなりました。
この時のタナは、大分上がっており、
2色マイナス1ヒロ〜1ヒロ半でした。
サイズは殆ど30cmオーバーです。
腕も痛くなってきましたので、今日はここで納めることにしました。(9:00)
しばらくすると、右舷の他メンバーも仕舞い始めました。
ほぼ全員満足行く程釣ったようです。
今までで一番早い時間に船長から
「そろそろ帰りましょか」
との放送が流れました。(10:00)
一方「千代丸」は、我々「サンワード千代」の回りで
頻繁に場所替えを繰り返していましたが、
いつの間にか見えないところへ行ってしまいました。
「サンワード千代」がドンピシャの場所に錨を入れ、
全く動かなかったのとは対照的でした。
どうやら、船の運はこちらの方が良かったようです。
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「サンワード千代」の釣果/大君撮影
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「サンワード千代」のメンバー/大君撮影
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