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ねじりまんぼ番外編/「山崎煉瓦アーチ群」の矢穴
矢穴-T

JR東海道線(京都線)・檜尾川橋梁
高槻市萩之庄1丁目/平成26年9月6日撮影
矢穴Y(彦根城の矢穴)矢穴・全体目次矢穴U(上野城の矢穴)

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矢穴探索
「山崎煉瓦アーチ群」の矢穴

矢穴とは

イラスト「滋賀県文化財保護協会-紀要21」より

■ねじりまんぽ友人の”たけちゃん”がブログで

   ”煉瓦アーチ”の側壁に”矢穴”を見つけた

というので早速見に行きました。

以前から彼は、

   高槻城の石垣の石が明治期鉄道建設に使われた

ことに触れていたのですが、読み飛ばしていました。


■大河ドラマでも登場するキリシタン大名高山右近の高槻城は、

明治維新で廃城。

石垣の大半が鉄道建設のため、橋台や基礎に転用されたそうです。

城趾には切り出した際の「矢穴」痕や刻印を残す石が展示されています。

さらに、大山崎から茨木にかけてのJR線(山崎煉瓦アーチ群)の基礎石は、

かっての高槻城の石垣石だと言われています。
も  く  じ

このページでは、次の矢穴を紹介しています。

■ 矢穴T ■

「山崎煉瓦アーチ群」の矢穴


檜尾川橋梁下坂谷架道供渠西ノ口橋梁元茨木川橋梁老ヶ辻橋梁七反田橋梁

檜尾川橋梁
平成26年10月1日/記

■「檜尾川橋梁」の東京駅からの距離は532.964Km。

高槻市萩之庄1丁目、JR東海道本線が檜尾川を渡るところにあります。

堤防から降りるのに少々苦労しますが、矢穴の宝庫です。



平成26年9月6日撮影


京都側橋台
A/矢穴 B/矢穴
C/ビシャン仕上げの途中か? D/矢穴を空けようとしたあと
E/矢穴 F/矢穴

大阪側橋台
煉瓦積みのパラペット
矢穴 矢穴
    
下坂谷架道供渠(とうかい149)
平成26年10月1日/記

■下坂谷架道供渠(とうかい149)の東京駅からの距離は536.965Km。    

高槻市東五百住町1丁目、

サンスターと明治製菓の間の通路にあります。

現在は水路と通路の2階建てになっています。

たけちゃんの分類では「S型まんぼ」です。

少し探せば、他の橋梁(まんぽ)にもたくさん有りそうです。


とうかい149/平成26年8月30日撮影

通路の下は水路なので石積みが
コンクリートで隠れています
左の拡大写真
ここにも矢穴 南側のウイングも風格がある
    
西ノ口橋梁(とうかい150)
平成27年11月1日/記

■チョコレートの看板がユニークな

   明治製菓(正式には株式会社明治)

の裏側にあります。


東京駅からの距離は537.260Km。

国道171号線からは女瀬川との交差点から(南へ)入ることが出来ます。

「サンクス朝日町店」や「ザバススポーツクラブデルタ」が目印です。


■JRに突き当たったところは”ボックスカルバート”ですので、

JRに向かって左に道を取り、140m程歩くと「とうかい150」

   西ノ口橋梁

が有ります。

北側はコンクリート、南側が明治8年8月竣工の煉瓦アーチです。

煉瓦アーチの側壁の石積みには、至る所に”矢穴”を観ることが出来ます。

巾員1.8m(6フィート)で車が通れないので、

比較的綺麗なまま保存されています。

平成27年10月25日撮影


■時間が無かったので私は見落としたのですが、

”たけちゃん”の調査によると、

    

「山崎煉瓦アーチ群」によく観られる「S型マンボ」で、
面壁、ウイングには石が積まれている。
坑門はレンガ3巻きであるが、レンガをよく見ると異形レンガである。
幅員は1.8m(6フィート)、レンガを半円形に積むのに
半径1.8m(6フィート)というのがきついのだろう。
    

諸元 
アーチ半径
巻き数
側壁  石積み3段
長さ 
1.83m
0.90m

1.10m
11.3m

と記載されています。


■関連ホ−ムペ−ジ

/”たけちゃん”のブログ/Day-By-Day/とうかい150(外部リンク)

坑門/レンガ3巻/異形煉瓦使用 イメージ図
”たけちゃん”のブログ/Day-By-Day/とうかい150(外部リンク) より
平成26年9月7日

     
元茨木川(とうかい155)の矢穴
平成27年2月9日

■ねじりまんぽの

   門ノ前橋梁(とうかい154)

の大阪側、台帳では約30mの位置に

   茨木川橋梁(とうかい155)

はあります。

東京駅からの距離は540.402Km。

橋台の基礎は径9呎(フィート)円形ウエルです。


■たけちゃんが、調査してきましたので、

矢穴の記事を中心に編集しました。


初期に構築された南側は、

高槻城の石垣が転用された証拠に、

多くの矢穴を見つけることが出来ます。



各所に矢穴が観られます

たけちゃん作成の石割図面

矢穴が2箇所確認出来る

たけちゃんの図には表現が無いが写真で見ると他にも矢穴がある
以上/平成27年1月12日/たけちゃん撮影

平成26年10月15日メール/たけちゃん撮影

ツライチのレンガアーチ端 ノコギリ歯のレンガアーチ端
平成27年1月12日/たけちゃん撮影


■参考ブログ/”たけちゃん”のブログ( Day-By-Day(外部リンク)

H27/1/31 元茨木川橋梁橋台 とうかい155 
H27/1/27 元茨木川(京都側橋台)
H27/1/12 作図(大阪側橋台)

 
連続アーチ橋の矢穴
平成27年3月1日/記

■「山崎煉瓦アーチ群」には連続アーチ橋があります。

京都府長岡京市の七反田橋梁は、

径間15呎(フィート/4.57m)の6連アーチ橋で、

現存する煉瓦アーチ橋としては最多径間となっています。


その南約1.3kmには老ヶ辻橋梁があります。

ここは”迫受石”を持つ3連アーチ橋で、

径間は同じく15呎(フィート/4.57m)です。


二つとも、明治9年(1876)5月の竣工ですから、

来年2016で、現役140周年となります。

よく頑張っています。

    
老ヶ辻橋梁


老ヶ辻橋梁の矢穴
平成26年10月15日メール/たけちゃん撮影

”迫受石”を持つ3連アーチ橋で、
径間は15呎(フィート/4.57m)です
平成26年8月17日撮影

     
七反田橋梁(とうかい-124)

■撮影時点では矢穴に興味が無かったので、

矢穴を探してはいません。

ちゃんと調べたら、、発見できるかもしれません。



径間15呎(フィート/4.57m)の6連アーチ橋で、
現存する煉瓦アーチ橋としては最多径間
平成26年8月17日撮影





       
矢穴目次

■ねじりまんぽ 番外偏−2

■ねじりまんぽ 番外偏−矢穴

  矢穴-T/「山崎煉瓦アーチ群」の矢穴
  /石を割る時にあけた穴「矢穴」。戦国時代のロマンと明治のねじりまんぽが結びつきます。

  矢穴-U/伊賀「上野城」の矢穴
  /ねじりまんぽ探検の途中で寄り道した「上野城」。
    『石垣の高さが日本一』と言うふれこみなので、矢穴発見の期待大!!

  矢穴-V
  /ここにも、あそこにも・・・。各地で見ることができる「矢穴」を紹介します。

  矢穴-W/「高槻城」の矢穴
  /「山崎煉瓦アーチ群」の”元祖”、高槻城趾の矢穴を探しに行きました。

  矢穴-X/「淀城」の矢穴
  /八幡の背割り堤へ花見に向かいましたが大渋滞。方向転換して淀へ向かいました。
   大名刻印も発見。いくらでも脇にそれていきそうです。

  矢穴-Y/国宝「彦根城」の矢穴
  /以前行ったときには”矢穴”に関心無かったのですが、今回その気で見に行くと、いくらででもありました。

■ねじりまんぽ 番外偏−1

■ねじりまんぽ 番外偏−車石

 車 石/大津〜京都に残る「車石」を探して、山科の旧東海道を中心に歩きます。

  

参考文献・リンク

文  献

■矢穴考 (滋賀県文化財保護協会-紀要21より)/オフィシャルPDFファイル(外部リンク)


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