|
■安井橋梁は、
平成19年のさくら夙川駅開業に伴い見ることができなくなりました。
おそらく、撤去または埋立されたものと考えられます。
安井橋梁の規模形状は次の通りです。
<文献2)、文献3)、文献5)参照>
キロ程 573.246km
竣工 明治6年(1873)2月(開業は翌明治7年)
全 長 L=不明
正径間 W=1.53m(5.0ft)
斜径間 a=1.54m
斜架角 θ=83°
起拱角 β=5〜10°
安井橋梁が見られなくなるときの現場写真が
こちらで公開されています(外部リンク)
上の写真と比較すると残念な結果が分かります。
|
|
|
|
北側推定位置(写真中央付近) |
北側周辺の歩道、水路状況 |
|
|
安井橋梁跡/位置図
|
|
■西宮の県事務所で打ち合わせの後、
JRの線路沿いに西へ歩きました。
”たけちゃん”が、ねじりまんぽ以外の煉瓦構造物も調べだしたので、
その参考にと、芦屋駅まで下調べです。
途中、確認した煉瓦構造物はねじりまんぽ以外では二件です。
|
|
■平松橋梁(煉瓦アーチ)
平松橋梁は谷崎潤一郎の
『細雪』
に登場する”マンボウ”だそうです。文献3)
残念ながら被覆されていますが、
今でも周辺の方が生活道路として使っています。
キロ程 572.767km
竣工 明治6年(1873)1月
正径間 W=1.83m(6.0ft)/以上文献2)
煉瓦形状 11.5〜12.5cm×5.5cm(実測/小口幅:不明)
一部露頭する側壁は、建設当時のものと思われ、
神戸線の特徴である”ビシャン仕上げ”が見られます。
|
|
|
|
北側坑門
|
南側坑門 |
|
|
北側/新しい側壁と被服された側壁
|
被服がはがれた箇所 |
|
|
内部の様子 |
当時のものと思われる側壁
上段はビシャン仕上げ |
|
|
■石広敷岩橋梁(煉瓦橋台)/とうかい418
キロ程 572.915km
竣工 明治7年(1874)1月
正径間 W=5.41/以上文献3)
煉瓦形状 11.5〜12.5cm×10.5〜11.0×5.0cm(実測)
|
|
|
|
北側 |
コ-ナー仕上げ/オランダ積み
|
|
|
南西ウイング |
南東ウイング |
|
|