KITAHATA URBAN DESIGN CORPORATION 奈良県・和歌山県・三重県 十津川村 平成13/7/31〜8/1 |
山と渓谷巡り/秘境の旅 |
谷瀬の吊橋 | ||||
谷瀬の吊橋 余裕?のポ−ズ |
朝、いつもの夏のように鳥の鳴き声に目を覚まし、6時に出発。近畿自動車道に乗ると、ラジオから ”西名阪、柏原インタ−付近で事故のため渋滞” の情報。”河内長野廻り”とも考えたが、山麓バイパスは何回も通ったが五條へは抜けたことがなかったので、新庄町から五条へ抜ける予定どおりのル−トとする。 案の定、柏原を出たのが8時。1時間のロスだった。 二上山、葛城山、金剛山の山麓を走り「風の森峠」で24号線へ出て五條市へ。ここから168号線に入り、紀ノ川を渡る。西吉野村・大塔村を通過して今日の第一目的地「谷瀬の吊橋」に10時到着。 |
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吊橋からの景色 玉置山展望台から北方 十津川村の絶景 |
谷瀬の吊橋は長さ297m、高さ54mで人間用の吊橋としては日本一の規模だそうだ。人が通るだけで少し揺れる。 HIROさんが 「下に人が豆粒のように見える、魚もいてる!」 というので、止まって下を眺める。その高さに目がくらむ。足元が震えそうで、 ・・・木の板を突き破ったら50m落下か!クリフハンガ−やな と思うとスリル満点。そこへ、 「何止まってんの」 「そやかて、止まらな下見えへんやんか」 「歩きながら見たらええやン!」 「こんな高こうて狭いトコで、そんな恐いことできるかいなぁ」 我々が行った少し後の8月4日には毎年「谷瀬の吊橋揺れ太鼓」が行われるそうである。おお!こわぁ〜 さらに、地元の人はここを単車で走るそうである。 |
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下りの途中の湧水 美味しかった |
「瀞峡」への道を尋ねた”吊橋駐車場のおばちゃん”のアドヴァイスを受けて、折立と言うところから東へ入る。対向車が来たらぶつかってしまいそうな細くて急な曲坂の連続だ。幸運なことに対向車は全く来ない。 途中の玉置山展望台からは十津川村の絶景を見ることができた。それに涼しい。弁当持ちで「田辺」から来たという我々より年輩の夫婦は、展望台に”涼みに”やってきたそうだ。 折立から瀞峡まで25kmの山道、1時間強。途中、熊野三山の奥の院「玉置神社」もあったが寄れなかった。 ・・・・もう二度と走りたくない。 |
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瀞 峡 | ||||
瀞峡 川湯温泉キャンプ場 |
12時半少し前に瀞峡到着。楽しみにしていた昼食。絶句!食べるところがない。ジェット船乗り場へ行けばという淡い期待も・・・テントが張ってあるだけ。 「旅行の昼食はいつもこんなんやねっ!」 と言われてしまった。 ”売店兼ジェット船切符売り”のおばちゃんが、注文を受けてから作ってくれた握りたてでぬくぬくの”めはりずし”3個(500円)ずつを船の中でいただく。美味しい。 船員二人にお客さんは2組6人。大人は4人・・・・。それでも約半時間、瀞八丁をジェット船で案内してくれる。高千穂峡以来の絶景で、和歌山・奈良・三重の三つの県境である。 十津川から本宮廻りで奥瀞へ来ると、「志古」からジェット船に乗ることになるので約2時間で3,340円。このコ−スは奥瀞のみで1,400円なので、お得といえるだろう。(これも吊橋のおばちゃんのアドヴァイス) 時間に余裕があったので翌日行く予定の「川湯温泉」に寄る。河原を掘るだけで露天風呂になるという有名な温泉だ。近くには仙人風呂もある。 「こんな暑いのに、昼真っから風呂掘ったはるかいなぁ」 とのHIROさんのお言葉通り、風呂を掘っている人は独りもおらず(掘った跡はあったが・・・)みんなファミリ−で川遊びをしていた・・・・。 十津川村へ戻る途中、熊野詣で有名な熊野本宮大社に立ち寄る。日本一の鳥居が完成していたが、思ったより小さな敷地の大社だった。 |
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昴 の 郷 | ||||
昴の郷 露天風呂 |
大阪へ帰ってから「十津川で泊まった」というと誰もが 「昴の郷やろ」 という。結構有名らしいが、我々はホ−ムペ−ジで判断。プ−ルがあり露天風呂もあるというのでを楽しみに来た。直前まで3セクの経営で公共の宿だと言うことすら知らなかった。
チェックインしてすぐ、プ−ルで小1時間ほど汗を流す。ここのプ−ルは温泉で、25m6コ−スのちゃんとした施設だ。500円/一人 それから露天風呂「星の湯」へ。寝湯、打たせ湯、露天風呂、サウナなど7種類のお湯が楽しめる。う〜ん、極楽極楽。 夕食は鮎やアマゴなどの郷土料理。冷酒も美味しく(少し高かった)満腹。 |
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野猿 |
朝食には洋食を頼んでも「茶粥」が付くので、これも満腹。 朝食後、散歩がてらホテル前の広場の南にある「野猿」へ。木製の篭に一人で乗り、綱を引っ張って対岸に渡る。猿が木のつるを渡っていく姿に似ていることから「野猿」と名付けられたそうだ。人力ロ−プウェイである。 アオリイカ釣りの研究のためにも一度は経験せねばと、ちょっとだけ乗る。 |
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笹 の 滝 | ||||
笹の滝 ここを潜らないと 滝には行け無い |
十津川村には無数の滝があり、なかでも有名なのは「日本の滝100選」にも選ばれた「笹の滝」。この水は「やまとの水」にも指定されているという。 国道168から風屋で東に入る。これまた車1台しか通れない細い山道。途中の奥里と言うところまでバス停があったのでバスが来るのだろうが、もしバスがやってきたらどうやってすれ違うのか?待避場所もほとんど無い疲れる道だ。 「笹の滝」の看板が有ったので、少し手前のトイレの近くに車を止め滝に向かう。大木の根を踏み、岩をくぐり、階段を上りやっと到着。下流は浸食で滑り台のようになっており、滝は落差30mの涼しくて優しそうな滝だ。 しばし休憩。涼やかな音と空気を楽しむ。 |
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夢の湯近くの公園 |
時間が余ったので(また狭くて急な山道かと思うと)余り気が進まなかったが、 「高野山へ行きたい」 というHIROさんのわがままを聞き入れ、一路「高野山」へ。 湯泉地温泉の「滝の湯」「泉湯」はあきらめて、大塔村の「夢の湯」で昼食。もちろんラ−メンとオムライスという安い食事。ここ大塔温泉も結構面白そう。 |
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高 野 山 | ||||
護摩山Pからの景色 |
国道168からは、いくつか高野山へ行く道があるが、一番山道の短い猿谷ダムの少し北「中原橋」から中原川を遡る道を選択した。そしてこの選択が正解だった。もし、この道が「笹の滝」や「折立」から瀞峡への道と同じだったら、今頃夫婦別れの道をたどっていただろう! 谷を走る部分(奈良県側)は殆ど整備済みの2車線。168より数段上等な道路である。和歌山県に近づいたあたりから”普通”の山道になったが、これくらいだったら平気のへ〜である。「夢の湯」から1時間で「高野山」到着。 |
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根本大塔 |
ここでHIROさん、再わがまま。 「高野龍神スカイラインを走りたい」 観光案内所で地図をもらい、いろんな話を聞いて情報を仕入れた後、大枚をはたいて護摩壇山の展望台までを往復する。料金所のおじさんも親切で、途中の観光スポットを教えてくれた。 ε^ )チュッ! 昔、一度バスに乗ってで走ったことがあるので、車の窓を開け彼女を案内しながらスカイラインのから景色を楽しむ。スカイラインからは結構いろんな観光地へ行く道が出ているが、どのポイントも「○十km」先にあるので(もう狭くて急な山道はイヤ!)ご遠慮した。 高野山へ戻ってから車を置き、奥の院(弘法大師御廟)を参拝。お土産に「高野槇」を購入し、「金剛峯寺」「金堂」「根本大塔」を参拝の後、「大門」脇を抜け、橋本から五條のコ−スで帰宅することとした。 途中、五條市で柿の葉寿司の「たなか」本店があったので、土産に柿の葉寿司を購入。これで爺ちゃん婆ちゃんと子ども達に土産が出来た。 |
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INFORMATION |
十津川村 |
●今回のアクセス/525km 1日目 高槻市/6:00→近畿自動車道「松原」→渋滞→西名阪「柏原」/8:00→御坊香芝線(山麓バイパス)→五條市/9:00→10:00/谷瀬の吊橋/10:30→折立→玉置山→12:00/瀞峡/12:30→本宮14:40→昴の郷 2日目 昴の郷/9:00→10:00/笹の滝/10:30→12:00/夢の湯/12:30→中原→1:30/高野龍神スカイライン/護摩壇山折り返し→3:00/高野山/4:30→五條市/5:30→西名阪「柏原」→7:30/高槻市 ●料金 /近畿自動車道「松原」→西名阪「柏原」/片道500+400円 /谷瀬の吊橋駐車場/500円 /高野龍神スカイライン/護摩壇山折り返し/1,150円×2=2,300円 ●十津川村地図 ●十津川村商工会ホ−ムペ−ジ |
昴 の 郷 |
●駐車場/無料/180台 ●オフィシャルホ−ムペ−ジ /〒637-1554 奈良県吉野郡十津川村平谷 /TEL 07466-4-1111 FAX 07466-4-1122 ●とても丁寧なアクセス地図 |
瀞八丁 |
●無料駐車場有り ●瀞峡観光船(株)ホ−ムペ−ジ/志古予約センター /〒647-1211和歌山県東牟婁郡熊野川町志古 /TEL(0735)44-0331 ●本宮へ戻る途中の「志古」から乗ると約2時間で3,340円 ここから乗ると奥瀞のみで1,400円 |
関係町村ホ−ムペ−ジ |
●本宮町/川湯温泉、仙人風呂、熊野本宮大社 ●熊野川町/熊野川、瀞峡 ●大塔村/星の国、猿谷ダム ●高野町/高野山 |
高野山 |
●無料駐車場/随所にあり ●高野山観光協会 ●金剛峯寺 |
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