KITAHATA URBAN DESIGN CORPORATION

関空2期空港島   
    現場見学ツアー


   平成16/04/10

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大山崎インター

■HIROさんが、大阪市役所に営業に行った時、カウンターに置いてあったパンフレットをもらってきました。
  「なあ!面白そうやン。めったに行けへんとこなんやろ?」
そのパンフを見て、恥ずかしながら驚きました。
  「関空の2期工事、こんなに出来てるンや!」
”関空2期空港島現場見学ツアー”と書いたパンフの写真には、供用開始している500haの1期空港島より大きく見える2期空港島が、ほぼ全容(540ha)を見せているではありませんか。
  「面白そうやなあ〜」

それから数ヶ月。前日から天気予報は
  「絶好の行楽日和!!(^_^)v」
と言ってるし、年度末の仕事も一段落したので、HIROさんが電話予約を入れてくれました。
返事は、OK!

■昨年末に名神高速道路「大山崎インター」が完全開通! 
少々交通費は高くつきますが、今回はその恩恵に預かることにします。
予約したのが朝一番の出発で10時発のコース。
それに間に合うためには高速を使っても8時には出発しなければなりません。

今朝の起床は6時。
HIROさんは朝食の準備をし、洗濯をして8時ギリギリに間に合いました。
私は、6時半までテレビを見てて、準備されたご飯を食べて・・・。
(非情な男と思わないでくださいね。昨日の内に車の用意ほか、いろいろ準備をしたのですから・・・。)

■私は既に何度か「大山崎インター」を利用しているのですが、HIROさんは今日が初めてです。
料金所に入ってから、ぐる〜グル〜ぐる〜グル〜ぐる・・・と、目が回るくらい何回もランプを廻って、ようやく本線に入れました。
名神を利用すると、今までイナイチ(国道171号線)で30分以上掛かっていた”茨木”まで10分強で到着します。

■阪神高速を使うと混んでいると思ったので、関空までの高速ルートは、近畿(自動車道)、阪和(自動車道)と乗り継いで、泉北有料から湾岸線へ出て、りんくうジャンクションから連絡橋を渡るつもりでした。釣りで”泉佐野一文字”に行くのと同じルートで、これしか頭に有りませんでした。
阪和線堺料金所を出たところで道路標示を見て、
  「そうや!阪和でそのまま行って、泉佐野ジャンクションで関空道でも行けるや!」
と思い出し、たぶんその方が安いだろうと、泉北有料に入らずそのまま阪和道を走りました。

天候は予報どおりの快晴。全く雲一つ無い青空ですが、急に気温が上がったためか霞が出ていて、残念なことに山の端がぼやけ、遠景が見えません。
それでも、ゆっくり走った連絡橋はほとんど風もなく、海と空の色を堪能することが出来ました。

関空2期空港島現場見学ツアー

■連絡橋を渡り終えると、予想どおり、
   ”これから何処へ行って良いのか??”
の大問題です。”パンフレット”の地図は簡略化されすぎていて、関空を良く知っている人には解るのでしょうが、何回かしか使ったことの無い者にはどうも解りにくいですね。
取り敢えず駐車場に車を入れなければならないのですが、目的の”P2”又は”P4駐車場”へどうやって行って良いのか解りません。

行き先を示す標識は”P”と”旅客ターミナル”に別れています。

集合場所の”2期工事見学ホール”は”旅客ターミナルビル”の近くで、P2・P4駐車場はその側にあるので、”P”へは向かわず”旅客ターミナル”へ向かうことにしました。

すると、”旅客ターミナル”方向はさらに、”出発”と”到着”に別れます。
もうこうなるとどうでも良いので、”出発”方向へ・・・・・・・・。

・・・・・はずれでした。

送迎用の駐車スペースは有るものの、長時間止めておくのは無理なようです。

一方通行の道は大きくUターンし、来た方向へ戻ります。
  ”このまま連絡橋へ戻ってしまうのでは”
と、不安にかられながら進むと、再び”P”の標識が出てきたのでそちらへ180度曲がり、何とか”P2駐車場”へ着くことが出来ました。

■あとで解ったことですが、今曲がったところを見過ごしてさらに進んでも、”Uターン橋”が有りターミナル方向に戻れるようです。
きっと、同じよな人が沢山いるんでしょうね。

但し、、”Uターン橋”を過ぎてしますと、残念ながら連絡橋に入り”陸”へ戻らなければなりません。
往復通行料1500円(割引中/通常1750円)が海の藻屑となりますので気を付けましょう。

■見学ツアーは火・木・土と第1・3・5の日曜に、一日4回開催されます。
朝一番10時出発のツアーだったので期待通りお客さんは少ないです。
なんと、我々も含めて2組4人。もう一組も夫婦のようでした。

それに対して、受付と見学ホールに女性スタッフが各一名。運転手さんとガイドの女性、それに裏方の男性が1名。計5名はおられました。バスの発着場所にはガードマンもいましたから、少なくともお客さんよりスタッフの方が多いです。ただ、2回目(11:30〜)以降は見学者もグッと増えるようです。

見学バスの出発まで半時間ほど”2期工事見学ホール”から望遠鏡を覗いたり、展示物を見学しました。
全く知りませんでしたが、海藻を植えたり、魚の生息状況を調べたりと、自然環境の保護に非常に熱心に取り組んでいたんですね。具体的に示されてようやく認識しました。

■出発時刻になっても当日参加のお客さんは現れず、予約の4人+ガイドスタッフ+運転手さん合計6人での見学ツアーとなりました。
バスは30人乗りくらいのまだ新しい中型観光バスです。

バスは幅300mの連絡誘導路を通り、1期空港島から2期工事区域に入ると、無舗装の見学ルートを進みます。でこぼこ道ですのでゆっくり進みますが、けっこう上下に揺れますので、車酔いのする方はちょっと苦しいかも・・・。快晴で、風はあったのですが、埋め立ての土砂が土砂と言うより岩砕なので(φ300mm以下だそうです)全く埃っぽくありません。もちろん見学ルートの外では、46tダンプが埃を舞上げて走っています。

自然に優しい護岸の説明を聞きながらまずは”見学櫓=展望台”へ向かいます。高さ10m程のこの”見学櫓”は、下部は錘として使っていた鋼材、上部は海上作業台の再利用だそうです。なかなか個性的な外観です。

櫓の上からは淡路島や明石大橋も見えるはずなのですが、快晴過ぎて”もや”が発生、水平線付近は何も見えませんでした。それでも4000m滑走路計画地は広大で、地平線が見えます。

■次は、埋め立て地の北端に移動して揚土船(ようどせん)をバスの中から見ます。
   ”いつも見学している船が今日は故障で動いていない”
ので、今回のルートは初めて走るルートだとのこと。

揚土船は土運船の土砂を2台のバケット(これがまた大きい。普通のダンプ2台分の大きさ)やコンベアで埋め立て地に入れています。船員さんは船内で生活しているそうです。

埋め立て地のあちこちに、”黄色い三角コーン”や”鳥除け目玉風船””カラスの人形””ビニル紐”が並べてあるのが目立ちます。何でもごろた石の荒れ地に卵を産む習性のある鳥がやって来るそうです。近々造成工事をする予定の場所には、色んな工夫をして(実験を兼ねて)鳥が来て卵を産まないようにしているそうです。風で揺れるカラスの人形は新作だそうです。−−−優しい心遣いですね。

それから、あちこちでバギーに乗って走り回っているおじさんを見ることが出来ます。これは私も知ってました。遊んでいるのではなくGPSと言って、人工衛星を使った測量をしているのです。

次は、4000m滑走路手前にある”第二見学櫓”へ行きます。第一より少し小規模ですが、ここでも働く車をたくさん見ることが出来るので、子供さんはきっと喜ぶでしょうね。

ちなみに2期空港島の平均沈下量は18mで、現在見えているところは全て海に沈むそうです。

展望櫓から北西を望む 揚土船 展望櫓の上
GPS装着バギー 46tダンプ お土産にシールも置いてあります
地盤改良用杭打ち機 散水車  締固め用ローラー

最近の2期空港島用地造成工事進捗状況

見学展望ホール

■1時間あまりの見学の後、昼食まで少し時間があったので「見学展望ホール」(みんな似たような名前で解りにくいです)へ行くことにしました。入場は無料なのですが、バス代が必要です。歩いては行けないのでしょうか?

エアロプラザの1階から送迎バスが出ているのでそれに乗れば5分ほどで到着です。
「見学展望ホール」は関空の東端にある5階建ての建物で、4階と5階に展望デッキがあり、室内では自動販売機でスナックやジュースを買うことが出来ます。

驚くのはここには”マニア”がいることです。そう!汽車や電車の写真マニアと同じなんですね。時刻表を見ながら腕の太さほどもあるような大きな望遠レンズで、飛行機の写真を撮っています。みんな、リュックを持っているので、たぶん半日以上ここで過ごすんでしょうねぇ〜。

飛行機を見て面白いと思うほどの歳でもないので、早々に引き上げました。でも、子供さんはきっと喜ぶでしょう。

■昼食はエアロプラザの「イタリア料理 パスタ・オレガ」でとりました。1000円のランチでバイキングではありませんが、パンもサラダもソフトドリンクも山盛り取れますのでお得でしょう。でも、ターミナルビルの方が沢山の店やレストランがありました。但し、値段はいずこもちーと高いです。
食後、ターミナルビルの発着ロビーや到着ロビーをウロウロし、
  ”何時かまたハワイへ行くぞ!”
と心に誓い、帰途につきました。

■帰りは、海を見ながらのドライブを楽しむため、阪神高速湾岸線から環状線を廻って守口へ抜けました。行きしよりは随分交通費が安くつきました。

見学展望ホールより旅客ターミナルを望む



INFORMATION


エアロプラザビル


交通アクセス等
■関空2期空港島現場見学ツアー
 ●いきし
  /名神大山崎ジャンクション<1250円>吹田ジャンクション<500円+750円>泉佐野ジャンクション−りんくうジャンクション<750円(土日割引)>関空
 ●かえり
  /関空<750円(土日割引)>りんくうジャンクション<500円>泉佐野<700円>守口−R1号線
 ●関空駐車場
  /1時間まで500円+250円×30分ごと
  /料金表/エアロプラザで食事をしたら割引券をもらえます。
  /進入方法地図(この地図の”P”ピンク印へ進んでください)/位置図
 ●申し込み/関西国際空港用地造成株式会社
  /参加料=無料/予約必要(空席のある場合のみ当日参加可能)/1回26人
  /所要時間/約60分/TEL/0724−55−4040(9:30〜17:00)
  /見学ツアー・オフィシャルホームページ
 ●関連HP
  /関西国際空港用地造成株式会社ホームページ関空ホ−ムペ−ジ 地図



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