聖天さん・大山崎山荘 |
■若山神社から京都府に少し戻ったところにあるのが、聖天さん。
平安時代の宇多天皇の創建、本尊は十一面千手観音菩薩で、
聖徳太子の作と伝えられています。
江戸初期、木食以空(もくじきいくう)が、
住友家、三井家、鴻池家らの援助で再興したので、
歓喜天の信者が多く、本尊の観音菩薩より、
山崎の聖天(しょうてん)さんとして有名になりました。
夫婦和合、除災招福、商売繁盛のご利益が特に多いとのことで、
天下の天皇、将軍、大名、豪商が、こぞってご利益をお願いするので、
庶民がお願いする隙間がなかったと言われています。
■「聖天さん」(歓喜天)は、
箕面の勝尾寺から雲に乗って飛んでこられた
との伝承もあり、
象頭人身の双身が相抱くお姿の秘仏です。
聖天堂は天皇の命令により神社造で、
お寺でありながら鳥居があり、一の鳥居には観音寺、
二の鳥居には聖天宮の扁額が掛かっています。
春は桜、秋は紅葉が美しく竹林もみごとです。
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■近くには大山崎山荘があります。
山荘は、木津・宇治・桂川の三川を望む天王山山麓にあり、
大正から昭和初期にかけて加賀正太郎によって建築された山荘を中心に、
天王山山麓の自然と、山荘や庭園が一体となったやすらぎの空間です。
美術館では、アサヒビール初代社長の山本爲三郎が収集した
陶芸を中心としたコレクション約1000点が展示されています。
特に、安藤忠夫設計の新館は、
モネの名作「睡蓮」など、印象派の名品が公開され、
人気を集めています。
JR山崎駅から踏切を渡り、山の中に入ると、
緩やかな坂道が楓のトンネルになります。
山荘周辺を含め、隠れた紅葉スポットです。
トンネルのような山荘の門をくぐると、そこは別世界。
美術館の中は有料ですが、
山荘庭園は無料で自由に見ることが出来ます。
今回が2度目ですが、以前来たのは随分前だったので、
記憶にあったより庭が広く感じました。
今(平成20年11月30日現在)ちょうど銀杏や紅葉が、今を盛りに色づいています。
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■山崎聖天(観音寺)
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住 所 |
乙訓郡大山崎町白味才62/地図 |
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電 話 |
075-956-0016 |
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拝観料 |
無料 |
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拝観時間 |
境内拝観自由 |
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アクセス |
JR京都線山崎駅・阪急大山崎駅から、北へ徒歩約10分。 |
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駐車場 |
無料駐車場有 |
■大山崎山荘美術館/オフィシャルホームページ
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住 所 |
〒618-0071 京都府乙訓郡大山崎町字大山崎小字銭原5-3/地図 |
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電 話 |
TEL:075-957-3123(総合案内) FAX:075-957-3126 |
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入場料 |
一般:700円(団体:600円)/高・大学生:500円(団体:400円)/障害者手帳をお持ちの方:300円/小・中学生:無料 |
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時 間 |
午前10時〜午後5時(最終入館は午後4時30分まで)
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アクセス |
JR京都線山崎駅・阪急大山崎駅から徒歩10〜20分。 |
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駐車場 |
専用駐車場が無いため、JR山崎駅東の町営駐車場を利用。
24時間営業 150円/時間 |
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