■3日目は知床峠から野付半島の”トドワラ”を散策、
午後は、納沙布岬へ向かう予定です。
ところが、先の二日間がウソのような時雨模様のお天気です。
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ウトロ/ゴジラ岩 |
ウトロ/オロンコ岩 |
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■展望が楽しみだった知床峠は小雨とガスで何も見えず。
峠を下って”道の駅/らうす”でトイレ休憩。
バスガイドさんお奨めの”たらの干物”を大阪での晩酌用に購入。
”トドワラ”へ向かいます。
国後島が見えるはずの海岸沿いを南下。
国道244号(ホッポーロード)の”ポン茶志骨”で左折して、
野付半島に入りました。
■”トドワラ”に行くまでの道道950号(フラワーロード)沿いは
原生花園や湿地帯で、
ラムサール条約湿地に指定された自然公園です。
途中には、ミズナラが立ち枯れ、
白骨化したようになった”ナラワラ”も有ります。
湾内側でタンチョウの姿を捉えましたが、
遠くて小雨だったので写真は霞んでしまいました。
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■野付半島ネイチャーセンターでバスを降り、”ハッカスプレー”で虫除け対策をしてから、
元ばん馬の「太平竜」が力強く引く”馬車”(片道500円)に乗り込みました。
馬力というのはすごいもので、
20人くらい乗りましたが、30人でも大丈夫だそうです。
原生花園の中を”トドワラ”までは片道約15分。
途中キタキツネの出迎えもありました。
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ナラワラ
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■馬車から降りてカッパを羽織り傘を差し、
そこから先は、木道を歩いて進みます。
野付半島内には江戸時代の中頃まで、
トドマツ・エゾマツ・ハンノキ・カシワなどの樹種から成る原生林があったそうです。
しかし年々半島周辺が地盤沈下し海水が浸入、立ち枯れの森となりました。
その枯れ木の森も地盤沈下や風化がさらに進み、年々少なくなっているようです。
百年後には、木のない湿地になっているかもしれません。
トドワラとはトドマツの原っぱからきた地名だそうです。
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トドワラ
トドワラ
ヒオウギアヤメ
原生花園・散策路
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■帰りは馬車が待っていましたが、
1km半程の原生花園内をのんびりと歩くことにしました。
エゾカンゾウ、ハマナス、アヤメ、センダイハギ、
雨に濡れて”しなっと”なっている花もありますが、今が見頃です。
少し前までは、シコタンタンポポが咲いていたそうです。
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エゾカンゾウ
ハマナス
シコタンタンポポ
オオハナウド
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■トドワラ散策後、
ネーチャセンターでハマナスソフトを食べ〆としました。
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センダイハギ |
ヒオウギアヤメ |
エゾカンゾウ |
ハマナス |
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ハマナスソフト
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■野付湾ではこの時期、三角の帆をはった”打瀬船”が
”北海シマエビ漁”を行なっています。
昼食は尾岱沼で、その生きた”北海シマエビ”二匹付きの海老ランチでした。
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