釧路湿原・温根内木道 |
■今回は、とにかく歩く内容です。
釧路湿原も、小雨の中カッパを着込み、
例によって”ハッカスプレー”で虫除け対策をしてから、
ガイドさんの案内で温根内木道を散策しました。
釧路湿原は、釧路川に沿って展開する我が国最大の湿原ですが、
明治以来の開拓で多くの困難が伴ったので、
役にたたない、どうしようもない土地
と考えられていました。
しかし現在、釧路湿原は
『釧路湿原国立公園』、『国の天然記念物』、
『国指定釧路湿原鳥獣保護区』、『ラムサール条約の登録湿地』、
などに指定されており、国や自治体、NGOなどの活動によって
保全が図られています。
■10人あまりの二グループに分かれ、
ガイドさんに案内してもらって、湿原内を散策しました。
知床五湖は10人未満でしたので、ガイドさんの声はよく聞こえました。
しかし、10人を超えると、縦に長い列になるので、
後ろの方を歩く人には、ガイドさんの声は聞こえませんね。
釧路湿原では、我が国の平野部の原自然が保存されており、
自然性の高い広大な湿地は、我が国では他に類例のない特異性を有しています。
特別天然記念物タンチョウをはじめとする各種鳥類のほか
キタサンショウウオ、エゾカオジロトンボ等貴重な動物も生息しています。
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ヤナギトラノオ
サギスゲ/濡れているのでひっついています
クロバナロウゲ
カキツバタ
エンコウソウ
ヒメカイウ
北海道のフキは大きい!
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■釧路湿原をあとにして、ちょうど10時を回った頃、
タンチョウ飛来地の鶴居村にある
タンチョウ展望ギャラリー・レストラン”どれみふぁの空”に寄ったので、
おやつに”りんごのタルト”を買って、バスの中で頂戴しました。
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りんごのタルト |
どれみふぁの空 |
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摩周湖、川湯温泉 |
■その後、摩周湖に向かいました。
摩周湖は、湖の周囲約20km、面積19.2平方キロメートル、
最深211.4m、世界一級の透明度を誇るカルデラ湖ですが、
・・・・・・・・・・雨で何も見えず。
展望台のレストハウスで100円で夕張メロンを購入し、
晴れていたら見えたであろう摩周湖の”ビデオ”
を見ながら美味しく頂戴しました。
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摩周湖 |
夕張メロン/100円 |
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屋外の足湯
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■次は、大鵬親方の実家があるという川湯温泉に向かいます。
途中の硫黄山周辺では、ダケカンバが人の背丈ほどにも育っていませんでした。
硫黄の”毒”が影響しているそうです。
川湯温泉の近くにある硫黄山は、
アイヌ語でアトサ(裸)ヌプリ(山)と呼ばれ、
現在でも硫黄の噴煙がゴウゴウと音を立ててあちこちから立ち上っています。
川湯温泉で昼食。
”ちゃんちゃん焼き”を楽しみにしていたのですが、
小型の卓上七輪の固形燃料の火は消え、
ちゃんちゃん焼き上がった状態で半分しなびており、がっかりでした。
早々に食事を終え、硫黄泉の入浴を楽しみました。
川湯温泉の名は、アイヌ語の「セセキ(熱い)ペツ(川)」を意訳したもので、
温泉街のなかを”アトサヌプリ”から高温の温泉川が流れています。
湯量が豊富で、強酸性泉で循環機器に不適なため、
全ての施設が掛け流しだそうです。
そのため、日本でも珍しい
『源泉100%かけ流し宣言』
をしている温泉街です。
町中にはホテル毎に無料の足湯があり、
共同浴場(有料)もあるそうです。
温泉を楽しんだあとは、
屈斜路湖を遠目に見ながら再び網走へ向かいます。
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ルピナス/川湯温泉
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アスパラ |
■空港への帰路、時間調整と土産物購入のため
網走の海岸にある”水産センター”に寄りました。
ここでは濃い緑色のアスパラを発見、700円で買いました。
大阪に返ってから、フライパンで炒め、
岩塩をふりかけて食べましたが、柔らかくて美味しかったです。
後日近所のスーパーでアスパラを見ましたが、
白っぽくて食欲が湧きませんでした。
今年は、北海道の白いアスパラ、
岡山の紫アスパラも食べたので
”アスパラに目覚めた”年になりそうです。
海岸沿いの国道から線路を超え、畑の中の”○○街道?”を走り、
女満別空港に戻り、大阪への帰路につきました。
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