山崎聖天さん(観音寺) |
■若山神社から京都府に少し戻ったところにあるのが、山崎聖天さん。
平安時代の宇多天皇の創建、本尊は十一面千手観音菩薩で、
聖徳太子の作と伝えられています。
江戸初期、木食以空(もくじきいくう)が、
住友家、三井家、鴻池家らの援助で再興したので、
歓喜天の信者が多く、本尊の観音菩薩より、
山崎の聖天(しょうてん)さんとして有名になりました。
■夫婦和合、除災招福、商売繁盛のご利益が特に多いとのことで、
天下の天皇、将軍、大名、豪商が、こぞってご利益をお願いするので、
庶民がお願いする隙間がなかったと言われています。
|
山崎聖天 H21/11/22 |
■「聖天さん」(歓喜天)は、
箕面の勝尾寺から雲に乗って飛んでこられた
との伝承もあり、
象頭人身の双身が相抱くお姿の秘仏です。
聖天堂は天皇の命令により神社造で、
お寺でありながら鳥居があり、一の鳥居には観音寺、
二の鳥居には聖天宮の扁額が掛かっています。
紅葉のほか、春は桜でも有名。
美しい竹林も見所です。
|
山崎聖天 H22/12/12
|
山崎聖天 H22/12/12
|
大山崎山荘 |
大山崎山荘、山崎聖天(H24/11/25)
|
■聖天さんの近くには、最近特に人気の”大山崎山荘”があります。
山荘は、木津・宇治・桂川の三川を望む天王山山麓にあり、
大正から昭和初期にかけて加賀正太郎によって建築された山荘を中心に、
天王山山麓の自然と、山荘や庭園が一体となったやすらぎの空間です。
美術館では、アサヒビール初代社長の山本爲三郎が収集した
陶芸を中心としたコレクション約1000点が展示されています。
特に、安藤忠夫設計の新館は、
モネの名作「睡蓮」など、印象派の名品が公開され、
人気を集めています。
現在、新しい美術館も建設中です。
JR山崎駅から踏切を渡り、そのまま真っ直ぐ50mほど登り、
右に折れてさらに進と、緩やかな坂道が楓のトンネルになります。
山荘周辺を含め、隠れた紅葉スポットです。
トンネルのような山荘の門をくぐると、そこは別世界。
美術館の中は有料ですが、
山荘庭園は無料で自由に見ることが出来ます。
■紅葉と山荘美術館目当ての観光客も多く、
サントリー山崎蒸留所を見学したあと、訪れる方も多いようです。
JR山崎駅の近くにある「大山崎町営駐車場」は、
シーズン中は夕方でも待たなければ入れません。
|
H22/11/21 大山崎山荘美術館 |
|
|
この方向に伊勢神宮があるそうです
H22/11/21 |
H20/11/30 |
|
H22/11/21 |
|
|
■山崎聖天(観音寺)
|
住 所 |
乙訓郡大山崎町白味才62/地図 |
|
電 話 |
075-956-0016 |
|
拝観料 |
無料 |
|
拝観時間 |
境内拝観自由 |
|
アクセス |
JR京都線山崎駅・阪急大山崎駅から、北へ徒歩約10分。 |
|
駐車場 |
無料駐車場有 |
■大山崎山荘美術館/オフィシャルホームページ
|
住 所 |
〒618-0071 京都府乙訓郡大山崎町字大山崎小字銭原5-3/地図 |
|
電 話 |
TEL:075-957-3123(総合案内) FAX:075-957-3126 |
|
入場料 |
一般:700円(団体:600円)/高・大学生:500円(団体:400円)/障害者手帳をお持ちの方:300円/小・中学生:無料 |
|
時 間 |
午前10時〜午後5時(最終入館は午後4時30分まで) |
|
アクセス |
JR京都線山崎駅・阪急大山崎駅から徒歩10〜20分。 |
|
駐車場 |
専用駐車場が無いため、JR山崎駅東の町営駐車場を利用。
24時間営業 150円/時間 |
|
宝寺(宝積寺) |
■大山崎山荘のトンネル状の門を出て左に折れ、
舗装された車道を登っていくと、建築中の新しい美術館があります。
さらにその脇の、細い階段状の山道を登り切ると登山道に出ます。
右曲がって山道を登ると天王山です。
左へ下ると、もう宝寺(宝積寺)の境内です。
|
平成23年11月26日
|
平成22年11月21日
|
平成21年11月22日
運良くご開帳の日で、三重の塔の「大日如来坐像」を拝むことが出来ました。
|
平成22年11月21日
|
|
■宝寺(宝積寺)
|
住 所 |
京都府乙訓郡大山崎町銭原一番地 |
|
電 話 |
075-956-0047 FAX.075-955-0380 |
|
拝観料(団体) |
大人 400円(300円)高校・大学生 300円(200円)小・中学生 200円(100円) |
|
拝観時間 |
境内拝観自由 |
|
アクセス |
阪急京都線大山崎駅、JR東海道本線山崎駅より天王山登山道を徒歩約10分
|
|
駐車場 |
無料駐車場有 |
|