■天野喜孝展を観に行ってきました。
皆さん一度ならず何らかの形で
作品を御覧になられたと思うのですが・・・。
Cocolo世代や直ぐ下の年代の方には、
ヤッターマン(タイムボカン・シリーズ)
ガッチャマン
昆虫物語みなしごハッチ
802世代では、
ファイナルファンタジー
ヴァンパイアハンターD
今の子ども達の世代では
やさいのようせい N.Y.SALAD
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■天野喜孝は、
1952年生まれの画家、イラストレーター、デザイナーです。
15歳からタツノコプロでキャラクターデザインを手がけ、
独立後、小説の挿絵や装幀、
ゲームのキャラクターデザイン、
舞台美術やイラストを手がけます。
『ジャングル大帝』テレビアニメ第4作(2009年)では
キャラクターデザイン原案を担当。
2014年の「24時間テレビ」では、
オリジナルTシャツのデザインを担当されました。
■ちょっとマニアックな嗜好では、
グイーンサーガ
の挿絵や装幀画でも知られています。
『グイーンサーガ』は、栗本薫(中島
梓)の小説で
架空世界、中原の国パロで活躍する、
豹頭の戦士
を主人公とするヒロイック・ファンタジーです。
現在まで本編136話、外伝26話が本になっています。
しかし2009年、栗本薫が亡くなったので、
本編130話、外伝22話までが栗本薫のオリジナル、
以降は復数の作家による共同執筆で進められています。
海外では『宇宙英雄ペリー・ローダン』が和訳だけで500冊。
(早川書房ではドイツ版の2巻を1冊にするため
原作の第999巻・第1000巻にあたる)
ローダンシリーズこれにはかないませんが、
ローダンが最初から共同執筆である事を考えると、
素晴らしい業績です。
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■SFの話しに入ると抜け出せなくなるので、
天野喜孝展に話を戻します。
年代を追って、ヤッターマン、ガッチャマン
そして、ファイナルファンタジー等ゲームのキャラクター
そして現代の『やさいのようせいN.Y.SALAD』等まで、
今回は公立美術館での初めて体系的にまとめられた
本格的展覧会だそうです。
■キャラクター達のイラストでは、
幻想的で黒魔術を連想させる眼に魅入られ、
源氏物語からは、妖艶な物語が浮かび上がってきます。
また、最後のフロアーでは写真撮影が可能で、
思いっきりシャッターを切ることが出来ます。
これからの展覧会はこうでないと!!
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