KITAHATA URBAN DESIGN CORPORATION


完成予想図
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島本町
運動緑地公園


資料/国土交通省近畿地方整備局・島本町

■位置と現況

 運動緑地公園は、大阪府三島郡島本町の中央をほぼ南北に流れる水無瀬川の左岸、山崎地区のうち、旧西国街道(府道)と阪急京都線・新幹線と挟まれた地域に計画されています。
 
 地区の北西には、羽柴秀吉と明智光秀の天下分け目の戦いで有名な「天王山」がそびえ、東方には木津川、宇治川、桂川の三川合流地点があります。
 水無瀬川は、淀川の右支川です。

 この地区は、大阪染工の工場跡地(旧・日紡)で、面積は37,700平方メ−トル、他に民間の保育所の新設も進んでいます。

■計画概要

 島本町運動緑地公園と町営住宅建設が進められ、2003年度に完成の予定です。

1 計画(案)の考え方
■運動緑地公園について
1) テニスコートについては、現在の「水の文化園構想」で東大寺公園のテニスコートを撤去する計画となっているため、当初、「運動緑地公園」にテニスコートを設置する計画としました。
 しかし、現時点で「運動緑地公園」にテニスコートを設置したとしても、大阪府の河川改修の状況からして、直ちに東大寺企園のテニスコートを撤去し「水の文化園構想」に併せた整備は出来ません。
 このため、今回の計画では「運動緑地公園」にテニスコートを設置しない計画とします。
 ただし、将来「水の文化園構想」の整備時点で運動施設の配置の見直しを行い、「運動緑地公園」に運動施設を集中させ、総合運動公園などにする場合には緑地部分を撤去しテニスコートを設置する、あるいは「水の文化園構想」の見直しを行い東大寺企園にテニスコートを残す等、町全体のスポーツ施設と緑地の配置バランスを考え再度検討することとします。

2) 体育館予定地の当面の使い方は、一部を駐車湯とするほか、幼児や児童の広場とし遊具等を設置する計画とします。

3) 多目的広場はサッカー、野球などの貸出し専用にして欲しいとの要望もありますが、親子などでも気軽に利用できるように、隔週の土日と平日を貸出し日とし、貸出ししていないときは誰でも自由に使えるように計画します。
 水無瀬川の裏法面は大阪府と協議を進め、緑地として使用できるように計画します。


■町営住宅について

1)町営住宅建設戸数は、住宅マスタープランに従い134戸とし、内訳は2DK(50m2程度)34戸〜40戸、3DK(60m程度)94〜100戸を計画しています.

2)駐車場設置台数は町の開発指導要綱に従い、建設戸数の80%とし、108台分を計画してします。設置台数が減ったため、駐車湯は2階連てにはしない計画です。

3)集会所の面積を100m2程度として葬儀などにも利用できるよう計画してします。
 また、集会所には調理台を設置し、集会所としての機能のほかに、地区の給食サービス、災害時の炊き出し、イベントでの摸擬店の下拵え等に利用できる計画とします。

■防災設備

1)当該公園は広域避難場所となっているため、防災備蓄倉庫を設けます。規模は60m2軽度とし、災害時に必要な物資を備蓄する計画です。

2)地震災害時などの飲料水の確保のため耐震用貯水槽を1基設置する計画をしてします。

■ス−バー堤防整備事業とは
 
 水無瀬川左岸偶に面した山崎地区約250mの区間で「スーパー堤防整備事業」を1998年度に着工し、2000年の10月に完成しました。

 この事業は、計画規模を超える大洪水に対し堤防の決壊を防ぎ、被害を最小限にすることを目的に幅が広く地震にも強い堤防を造るものです。

 また、沿川地域のまちづくり事業などと共同で進め、防災面、安全面で信頼性の高い生活空間を創造します。
 
近畿地方では現在、達川と大和川南沿川の大阪府域で進められています。




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