KITAHATA URBAN DESIGN CORPORATION


  アオリイカ−2 
 和歌山県・阪村筏 

H11/12/19(中潮)


1号筏から陸側を望む(いまさん撮影)
左から、アルファ−、Junshoさん、tensyuさん



準  備  

 前回阪村筏で購入し、使っていなかった「ヤエン」に、ガンダマを打ってバランス調整した。Junshoさんにそのことを掲示板で言うと、「ガハハ」と笑われた。が使えそう! 全部マジックで黒く着色する。おかげでまたまた手が真っ黒になってしまった。
 そこへ、いつものごとく、小生の動きをキャッチした息子のがやって来て、
「お父さん、またアオリイカかいな?」
「そうや、また筏や。今度は釣るでえ〜」
「ようやるなあ〜。 ま、頑張ってやあ〜」
「・・・・・・・・・・(-_-;)」

 今回は、3時半に起床。4時出発。tensyuさんとこ4時半、いまさんとこ5時、Junshoさんとは「紀ノ川SA」6時待ち合わせ。

嬉しさのあまり・・・

 現地に着いて一同唖然!風が湾内を回っている。
ここへ来る車中、
「凄い風やなあ、車が流されるぅ」
とか言いながら来たんだが、釣行の嬉しさのあまり、また、前回の釣行があまりに穏やかだったので、自分が「釣り」に来たことと天気とを結びつけるのを忘れてた。しまった!実際天気予報の「晴れ」ばかり気にして、いつも見るのに「風」を見るのを忘れてた。

 Junshoさんが船長と船で斥候へ出る。
その間、雑賀崎でカレイを狙っているであろう「釣りクラブ」のメンバ−に電話を入れる。
「おはよう!どうや、釣れてるか?」
「・・・・・・・」
「風強いヤロ?」
「あのう、風強そうやし寒そうやし、中止にしたんですぅ・・・」
「・・・・・・え?・・・・ごめん<(_ _)> 寝てたんかいなあ?」
休日の朝、7時前の出来事であった。(翌日、会社でもういっぺん謝っておいた。)

2号筏は波間に見え隠れ・・・


 「大丈夫っすよ!」
 「前の相差ん時はもっとスゴかったっすよ!」
船長とJunshoさん、どちらがどちらを説得したのかは明白で・・・・。他の2名のお客さんも含め6人で話し合い、1号筏なら大丈夫なので場所は”じゃいけん”で決めようと言うことで、船に乗り込んだ。

 船出してすぐに大揺れ、次第に近づいてくる筏も波間に見え隠れしている。1号筏ですら波の形に会わせて歪んでいる。横波かぶったら一発や、と考えていると何故か船が「2号筏」に横付けされる。
船長が、
 「あんたら2人、別グル−プやろ!」
2号筏を指して、
 「ホンなら2人はここでやってえ!」
え?こんな小さい筏(6畳程か)に2人を”置き去り”にすんの?
 と思ったが、見知らぬ2人とその荷物、餌のアジを筏に渡すため、船と筏を離れないよう押さえているのが大変で、考えている間もなく、船は1号筏に向かった。
 波間に見え隠れする2号筏・・・・・(その後聞くところでは、一人は戻りの船ですぐに帰ったそうだ)

半日2キロのダイエット
1号筏から外海側を望む
(いまさん撮影)

 1号筏に乗り込んだとき既にJunshoさんの顔から笑顔は消えていた。いまさんtensyuさん、今のところ小生も何ともない。が、風が凄い。何もかも吹き飛ばされそうだ。椅子も、筏にロ−プで固定しないと飛んでいく。立っているのが精一杯だ。下手すると筏から落ちそうである。
 ヤエンに2本、浮き釣りに1本、五目に1本の予定が、ヤエン用に2本出したところで気分が悪くなってきた。防寒着で厚着し腹を締め付けている上、風に飛ばされそうなので筏にしゃがみ込んで腹部を圧迫したのがいけなかった。こうなってしまうと吐くしかない。

 それから延々昼過ぎまで、
1.当たりらしきものがあると竿の所へ行く。
2.風と揺れがキツイのでしゃがみ込む。
3.気分が悪くなり、筏に横たわって吐く。
4.椅子に戻る。ポケットに手を突っ込みじっとしている。
5.少しマシになったらアジを付け、仕掛けを放り込む。
6.椅子に座り、じっとしている。
この1〜6の繰り返しである。何回繰り返したことか。せっかく持って行った「燗番娘」の熱燗を飲む余裕もない。

 吐くと言っても土曜日の夕食以来何も食べてないから、吐く物がない。海面に向かって吐いても、胃液らしき液体が突風に吹かれて真横に飛んでいく。波飛沫もすさまじい。tensyuさんのロッドケ−スも飛ばされてしまった。あわててタモですくい寄せるが、手伝うのはいまさんだけ。Junshoさんと小生は、動けない。
 筏の下からも波が打ち上げてくる。何もかもずぶ濡れである。大きい波が来ると屋根に登ったくらい筏が海面から浮き上がる。突風で波飛沫が横なぶりになり、真横に虹が見える。
 そんな中、tensyuさん
「荒れた海の釣りも、ワイルドやな〜 ガハハハア」
と楽しんで、揺れる筏の上を喜々として跳ねながら笑っている。

 筏が軋んでギイギイと音を立て、波と風の音が大きいので、ドラグの出る音も聞こえ無い。風で糸がふけるのであたりが取りにくい。そのため気づかない間にアジが半分食われていることが多い。ヤエンを入れても波が邪魔して上手く滑っていかない。根掛かりが多いのも相変わらず。
 そうこうするうちに、少し重いので丁寧に巻き上げていたら、なななな<7の7乗>何んと、茶色い物が着いている。あ!前回に引き続き、またまたアオリイカが上がってきたあ!!\(^0^)\
「あ!釣れてるう!タモ、たも、たも!!!!」
酔ってるJunshoさんも飛んできて、いまさんtensyuさんみんなに協力してもらい、ゲット!(^_^)v 雌の小さいの。これが唯一、今日の本命となった。

 またヤエン無しで釣れてしもうた。
 

反省と付録/カモメの日記

今日の反省
 1.突風でナイロン袋などのゴミを海へ飛ばしてしまった。
 2.笑顔を忘れてしまった。
 3.体が安定せず、方向感覚もままならず、いまさんの縄張り方向へ「エックス攻撃」を何回もしてしまった。<(_ _)>
 4.カモメを釣ってしまった。

付録 ☆カモメの日記☆
 ある日、あほうなおっさん達が、海が荒れてるちゅうのに筏にやってきた。
様子を見ていると、黄色いヤツは、筏の上で横になりくたばっている。
青いのは、椅子でグタッとなっている。あと緑のと黒いのは元気なようだ。
あ!今まで寝っころがっていた黄色いのがおいらの方へ何か投げよった。
おお〜、生きたアジやないかえ \(^0^)\
/海面に急降下
・・・・・パクリ・・・・・
/急上昇!!!
やったあ(^_^)v・・・・・
え????何かおかしいやんけ?
何や糸が付いてるがな。
あ!引っ張りよった。
針まで付いてるがな、怪我するがな。
危ない床屋、もちょっとで飲み込む床屋った。
もうあんなおっさんと遊ぶのは止め床屋。
ほな!さいなら〜。

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