KITAHATA URBAN DESIGN CORPORATION
和歌山県・印南港  イサギ−3 優勝丸  
H12/5/20(大潮)

いつもと同じ「イサギ」メンバ−、小生を入れて6人



★釣行記★

■初心に返って

 今から思えば、このHPを始めた頃は、竿の号数・仕掛・釣り場・釣り方・餌・餌屋の場所等々、何にも解りませんでした。ですから自分が欲しいと思うような基本的な情報が、これから釣りを始める人達にとっても必要な情報だと思い、釣りのHPを作りました。

 しかし、最近の「釣日記」は、釣りそのものより”物語”に重点を置く傾向になってしまったので、ここで初心に戻り、”ファミリ−フィッシングのための情報提供”の原点に立ち返ろうと思います。
 釣り初心者が、自分の子供や家族・同僚と一緒に釣りを楽しむために有用な情報を多く載せるようにします。

 それと、「釣った魚は食べる」のが命を殺める上で、人としての最低のル−ルだと思います。食べない魚は海に帰すべきでしょう。

■不安な出発

 毎日毎日、週間天気予報を見て、一喜一憂を繰り返していましたが、釣行前日から雨。予報では当日いっぱい降り続きそうである。
前日の夜7時を待って、予約してある「優勝丸」に電話をすると、おばちゃんが出てきて、いとも簡単に
 「船は出ますよ」
出るというのだから中止するわけにもいかず、参加者に”Go!”の連絡をする。

 21時頃、家を出るため雨の中を車に乗り込み、
 ”中止にしたら良かった・・・”
と思うが、もうみんな出発しているはず。いまさら・・・・・。
21時半頃に寝屋川で「平*」さんを積み込む。
 平「なんか注意報出てるらしいで」
 北「向こうに着いて海が荒れてたら、僕は乗りませんよ。竿持ってきてますから、一人で波止で釣ってます。」
 平「ほんなら俺もそうしょう。2人やったら心強いし」
 北「竿2本有りますから貸したげますよ。仕掛けも有るし。」
 平「御坊の奥に釣り人がようさん行く、ええ温泉があるらしいで」
 北「釣り、できひんかったら、それにしましょ。」
と軟弱な会話をしながら23時頃御坊インタ−着。

 料金所を出てすぐ右折し、「フィッシングオ−シャン御坊店」に寄る。
ビ−ル、酒、朝食を購入。勿論、餌や釣具も売っている。隣にコンビニもあるが酒は売ってなかったと思う?。ここから印南までの間にもコンビニ(昨年夏も利用)や「フィッシングオ−シャン名田店」がある。

 印南着は23時半頃。先着の「大*」君の案内で「優勝丸」へク−ラ−を置きに行く(場所取り)。既に10個以上置いてある。
他のお客さんはもう寝てると言うことなので、邪魔にならないよう、車中でビ−ルを飲んでから仮眠所にはいる。

■不安な船出
 
 元気のいい人ばかりで、常連さんのおっちゃんが電灯をつけたので3時半起床(少し早すぎる)。例によって、鼾のうるさいのがいたおかげであまり寝た気がしない。4時半に乗船。昨年の船より少し大きい。トイレも小さいが棺桶ほどひどくない。

出発間際に隣のおっちゃんが、小生の15リッタ−のク−ラ−を見て
 「そんな小さいク−ラ−やたら足りまへんで、すぐに一杯でっせ。わてなんかク−ラ−2つでっせ!」
と言うので、波のこともすっかり忘れ、20リッタ−のク−ラ−と交換した。今日の釣果の一部を「作業所」に寄付することにしていたので、ク−ラ−を2つ持って来ていたのだ。

出港! 湾内は静かだ
が・・・・、乗ってしまった以上一人で帰るわけにも行かない。

■さあ釣りの開始!

 ところが、10分ほどでポイントに到着すると、予想に反し、凪、曇天、風無し、最高のコンディションである。薬(アネロン)のせいか全く酔わない。隣の平*さんと
 「アジはいややな、30p越えのイサギがええわ」
 「それより、タイきいひんかなあ」
などと、余裕の会話をしながら釣りにいそしむ。

 仕掛けは、船頭の指示棚より仕掛けの長さだけ余分に降ろし、コマセを撒いてからその分巻き取る。そうするとサビキがちょうどコマセの中に入るというあんばいだ。手釣りなので”あたり”は解りやすい。
 ただし、前回の経験から第1投だけは、アミエビも仕掛も付けずに降ろす。これは、1投目は手釣りの仕掛を解きながら投入するため、スピ−ドが遅く、上層にいるイワシに仕掛をグチャグチャにされた経験からである。今回は幸運にもイワシはいなかったが、第1投でそんな目にあったらガックリである。

 今回のイサギは小型(20〜25センチ)だったのでコンコンと優しいあたり。この場合は追い食いを待つため少しずつ上に上げる。アジ(20センチ前後)はちょっと引っ張られる感じ。この場合はお祭りになるのでさっさと上げる。
 馬鹿話をしながら、これを繰り返しているうちに20リッタ−のク−ラ−はイサギとアジで満タン。カツオ(ソウダカツオ)も5匹釣れた。

 潮の流れが速い時や、アジやカツオが走ったときは、結構お祭りになる。幸い、偏屈のオッチャンもいなかったし、船長も嫌な顔もせずドンドン仕掛けをくれたので、お祭りしても気軽に仕掛を切ることができた。
 舳先の人(出船近くになってやって来た人達)の釣果は少し悪かったようだが、船長が帰りしなにク−ラ−の中を見て、隙間のある人には船に保ってあるイサギをタモで入れていた。お土産もバッチリと言うところか。これなら初心者も安心である。

 11時半頃から仕舞いはじめ12頃に帰港。料金は船を下りてから払う。船長に、ク−ラ−に氷を入れて貰って帰路につく。

■寄り道

 帰り道、「平*」さんを降ろしてから、寝屋川の「フィッシュオン」に寄る。
アオリイカ用に探し求めていた”リアドラグタイプ”のリ−ル、「バイオマスタ−XTL3000」がここに残っているという情報をネット友達の「沖一文字」さんから聞いていたのだ。

 もし売れていたらと心配しながら店内に入る。きょろきょろ探して、ガラスケ−スを見ると、ちゃんと有った。特価の9000円でゲット。これで家までの残りの行程も”浮き浮き気分”となる。

 いつもは、近くの社員宅にも釣果を分けるのだが、疲れているし、「作業所」にも大量に持って行かなくてはいけない(一緒に行ったメンバ−もたくさん寄付してくれた)ので、家の分だけ取り、残りの魚を「作業所」へ届けて無事お開き。

 イサギは卵を持っていたので刺身、白子(ポン酢で)、卵と楽しめた。カツオも刺身、あじは”たたき”と家族も満足のいく夕食であった。

イサギとカツオの刺身 イサギの卵、白子


★釣り情報★

■持ち物

必需品
ク−ラ−ボックス(20リッタ−)、指サックorゴム手袋、カッパ・防寒着、帽子

有ると便利なもの
酔い止め薬、ペンチ、ハサミ、手ぬぐい、水くみバケツ(船にもあり)、アミエビスプ−ン(手が臭くならない)、飲み物、食べ物

■デ−タ

行程
島本/21:00−−寝屋川/21:30−−御坊/23:00−−印南港/23:30

優勝丸
オフィシャルHP地図・料金・釣り方)
■乗合(イサギ・アジ)料金/11,000円、朝便時間/夜明け〜11:30くらい
■トイレ付き、無料仮眠所有り
■TEL-0738-42-0257

関連釣行記
イサギ−1(千寿丸)イサギ−2(あきお丸)

餌やさん、釣具屋さん
フィッシングオ−シャン御坊店(0738-22-4835)、名田店


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