KITAHATA URBAN DESIGN CORPORATION 武庫川一文字 スルメイカ H13/6/9(中潮) |
■ブリおやじ | ||||||||||||||||||
沖一文字さんからの、 「武庫一の”スルメイカ”、しばきに行かへんかぁ!」 というお誘いで、朝から晩までを武庫川一文字で過ごした。 自宅を1時過ぎに出発。2時前に沖一文字さんを自宅から拉致後、阪神高速神戸線でフィッシングマックス武庫川店へ。既にkurosioさん(お久しぶりです)到着済み。2時頃には来ていたとのこと。 2人にアドバイスをもらいながら仕掛けを物色。お勧めの「チビイカ針FB−L12」(YAMASITA)が無かったので「L−16」を購入。、一路、宮本渡船へ。 3時頃に渡船乗り場に到着。当然一番乗りで、沖一文字さんお勧めの駐車場所へ車を停める。荷物をゲ−トの前に置き、しばし釣り談義。と、そこへ「ブリオヤジ」がやってきた。開口一番、 「スルメイカ釣れてへんみたいやでぇ〜」 話し相手をしている沖さんも、話が進むに従い、だんだんじゃまくさそうな返事になってくる。そしてついに出た! 「最近は、日本海へ行くねん。これ、こないだ釣れた『ブリ』やねん!」 と、やにわにポケットから懐中電灯と写真を取り出した。たぶん『すごいですねぇ!』とか『大きいですねぇ!』とかの「リアクション」を期待していたのだろうが、沖さんは例の”微笑”(暗くてハッキリと分からなかったが)を浮かべ、 「・・・何で、釣った魚の写真なんか持って歩いてるの?」 そこから、また、”ブリオヤジ”言い訳がつづく・・・・。 「いや、たまたまやねん、たまたま!」 私とkurosioさんは”微笑”(暗くてハッキリと分からなかったが)を浮かべ、二人の会話を聞いていた。 |
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■まずまずの滑り出し | ||||||||||||||||||
渡船は満員の釣り客を乗せ4時半前に出船。沖さんの情報網を駆逐して「6番西」に釣座を構える。沖さんに餌の付け方やアタリの取り方を丁寧に教えてもらい、すぐに釣り開始。kuroさんがまず一匹。続いて私にも(微笑)。 初めてのスルメイカに嬉しさのあまり、イカを掴んでク−ラ−へ入れようとすると、 「アルファ−さん何してんねんな!そんなこと後回しでええから、すぐに仕掛けを投げる!」 と沖さんの声!群れで通るのでジアイは短い。ちゃんとレクチャ−受けてたのに、忘れてた。 最後に沖さんにも。これで仲良く一匹ずつで一安心。が、そこであたりが止まってしまった。3人の頭の中を”ブリオヤジ”の言葉がよぎる。 「坊主の人もおったようやでぇ・・・・」 しかし、神は吾に味方した。もうちょっとで”ブリオヤジ”に騙されるトコだった。ベテラン磯釣り師のkuroさんが小さなあたりも逃さず”ペンシル・スルメイカ”をゲット!(リリ−ス)。その後も釣れ続け、私は二桁釣果に届かなかったものの沖さんとkuroさんは二桁台に乗せ、朝間詰めジアイが終わった。 一応の満足の中、kuroさんは午前中で納竿。後ろ髪を引かれながら(不適切な表現があったことをお詫びいたします)渡船で帰阪。その日のうちに、スルメイカはお腹の中に入ったそうである。 沖さんの”5週連続武庫一参り”の経験では、「昼間でも1〜2時間に一匹くらい釣れる」確率だそうだが、外向きは風浪ともに強くなり、うきの様子が全くつかめない。他の釣り人も同じようなもの。唯一、波風ともに少しましな内側で竿を出していた青帽子の男性は、たまに釣っていたようである。 沖さんは日中、タコを”底狙い”で歩いていたが「タコ」だった。 私も「タコ」の用意をしていたが、余力を「確変タイム」に残すため、「昼寝」や「ぼ−っと釣り」で時間を過ごした。 |
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■謎の外国人他/エピソ−ド | ||||||||||||||||||
沖さんがタコ釣り、私が内向きで「ぼ−っと釣り」している間に、私と沖さんの釣座の間に男性が二人座り込んでいた。 私は、彼らが渡船から来た前後の状況(ク−ラ−を内向きに置いていたので)から、”仮に”座っているだろうことと、二人の会話から、彼らが外国人(中国韓国以外のアジア系)であるのは分かっていた。そこへタコ釣り歩きから沖さんが戻ってきた。 「何か釣れた?」 と、まず優しく接近。しかし・・・・その返答は遠く離れた私からは、??? 謎の会話の後、沖さんが二人の外人に向かって、 「ここは、わしらの場所や!”どかへん”かったら、しばくぞ!」 「アッチが空いてるヤロ!、晩になってからアッチ行こ思てもあかんたれやどゥお」 「さっさと、あっちへ行きさらせぇ!!」 とでも言ったらどうしょうと思っていたら、 ”夕方になって他の場所に移ろうとしても場所が無くなるから、今の内に空いてる場所で釣座を占めた方がいいですよ” と、優しく丁寧に説明。二人の「謎の外国人」は梯子1つ西の釣座へ平和的に移動した。 その後、外向きは風浪とも強く釣りにならないので、内向きの広い方で二人で「喋り釣り」をしていると、例の外人の内、背の高い方が外向きでスルメイカを釣った様子で、内向きの広い方へ置いたク−ラ−へ針にかけたまま持ってきた。 沖「お!男の子やん」 α「おおきいなぁ!」 外「*+△●□×」 +嬉しそおな顔でクラ−に釣果を納入。再び外向きへ戻っていった。沖さんと二人、やおら外向きの「真剣釣り」に急変更!すると、またまた例の外人が嬉しそうにやってきて2匹目を見せる。ううう!頑張らなくっちゃ!タナを聞くと「7つ」とのこと。 時は経ち、内向きの武庫一には再びも三度も「喋り釣り」の沖さんと私の姿が、まもなく長い影を落とそうとしていた。夕刻が近づいていた。二人の外人さんは、2匹の釣果と共に船で帰っていった。 「アルファ−さん、あの二人おかしいと思いません」 「なんで?」 「そやかて、初めて声かけたときかて、二人でひっついて釣りしとったでしょ」 「そう言えば、そうですね」 「その後、わしがあっち行け言うた後も、あんな広いトコでひっついて釣りしとんねん」 「そう言えば、そうですね」 「外人やし、東南アジア系みたいヤシ、何か変な関係とチャウか思たわ」 「そやなぁ、あのタナ”7つ”も怪しいな。7メ−タ−ちゃいまっか」 「7フィ−トかもしれん」 ■門真の原付きおじさん 午前中私の東側に釣座を構えたのは、門真から原付で来たという”おじさん”。私の後(あと)から来たのだけど、釣れるたんびに 「かかった!かかった!\(^O^)/」 と大声で叫ぶ。こっちも初めての釣りだったのでうれしさのあまり、 「沖さん釣れたでぇ!(^_^)v」 と叫ぶので、対抗しているのかと思っていたら、再び大きな声で、 「あ!ばれてもた(-_-;)」 昼前に、その人が帰る間際 「何匹つらはった?(*^_^*)」 と聞いてきた。 「7か8匹です(^-^)」 と答えると 「私は、スルメイカ8匹と甲イカ1匹です」 と明確な答え。 几帳面そうで、本当に釣りの好きそうな”門真の原付きおじさん”だった。 ■礼儀正しいタナ聞きさん kurosioさんの釣座(沖さんの西)に夕方入ってきたのが”礼儀正しいタナ聞きさん” 沖さんから十分離れているにもかかわらず 「ここへ入っても良いですか?」 と礼儀正しく沖さんにご挨拶。ところがしばらくすると、やっぱり出た 「タナは幾つですか?」 沖さんは、 「最初は4つくらい。食いがようなったらだんだん上げて、最後は1つか2つでも入れ食いになりますわ!」 と懇切丁寧に答えている。しばらくしてから沖さんが私に曰く、 「あのオッサン、鼻から”たな”聞きたかったんやでぇ。向こうの隣にも聞いとったけど、向こうの奴らは、『ワタシハ2つ半です』 そしたらもう一人が『ワタシハ4つです』と答えとったわ!」 その”礼儀正しいタナ聞きさん”も、夕刻には帰っていった。 ■寒さ知らずの親子 沖さん命名?「確変タイム」前に”門真の原付きおじさん”の去った後の釣座にやってきたのが中年の男性と中学生くらいの息子。いつまで経っても釣れないので、息子は内向きで竿を出している。おまけに二人とも半袖、息子はTシャツときている。こっちはTシャツの上に長袖シャツ、さらにカッパを着込んでいる。風が体温を奪っていく。 暗くなり、あちこちでぼちぼち釣れ出しても親子にはまだ釣れない。そこで、お父さんが私の横の梯子を通ったときに 「たな3つですよ」 と話しかけた。頷いた彼がどうしたのか知らないが、結局は釣れた様子。終了間際に息子にも一匹。良かった良かった。 納竿後、駐車場に戻るとその親子が隣に車を停めていた。kuroさんの後に停めたのだろう。中学生に、 「ぼく!釣れて良かったなぁ」 というと、嬉しそうな顔をしていた。これに懲りずに又来いよ! ■スルメイカ宙吊りアベック 門真の原付きおじさんの東に居たのが若いアベック。午後から来たので釣果はもう一つの様子。男性の方はベテランのようだが、彼女の方は昼寝とおしゃべり。 夕方からの”確変タイム”に突入し、周りで歓声が上がり、スルメイカの「チイチイ」という声が盛んに聞こえだした頃、さあこれからという時!助けを求める女性の声。 声の方向、後ろを振り向く。と!、その彼女はイカが釣れたようだ。が!、仕掛けもろとも、船の繋留ロ−プに絡ませたようだ。当然スルメイカも宙吊り。 せっかくの「確変タイム」も、彼氏は彼女と宙づりのスルメイカを救うため”釣り”が出来ない。我々は、もちろん”微笑”を浮かべ知らん顔をしていた。 (追記)後日、沖さんのHPにこの男性から書き込みがありました。私は若く見えたので未婚のアベックと思ったのですが、ご夫婦だそうです。また、書き込みには正確な”会話”の表現を求める主旨もありましたので、不明確な記憶に基づく”会話”は削除しました。又どこかでお会いしましょうね。 ■オッサンのUSJ談義 釣りに来ているのに防波堤の上で竿をも出さず、なにやら楽しそうに話し込んでいる二人。話の内容は”USJ” 「USJ、行かはったんでしょ?」 「行ったでぇ、朝から晩まで、殆どメジャ−なのは見たでぇ」 「バックドラフトは?」 「もちろんやがな、入ったら列が三列で・・・・」 ・・・・・・・・・ オッサン達二人のク-ラ−には、”沖一文字”と”アルファ−”と名前が書いてあった。 |
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■確変タイム | ||||||||||||||||||
肌寒くなり、ケミホタルを付け電気うきの時間となっても釣果は余りのびない。風が強くアタリが取れないのだ。直感だけが頼りで浮きの様子がおかしいと思って巻くと掛かっていることが多い。それでも”じあい”では短時間で5匹の釣果を上げられた。その後は続かず。 この日は、午後からの強風もあり、沖さんの情報網のとおり「6番」は半夜でさえ坊主の人がいたようだ。しかし、運さえ良ければ、乗合船に乗らなくても、近場で安い渡船代で「スルメイカ釣り」を楽しめる。簡単な釣り、仕掛けなので初心者や子供でも釣れるし、うき釣りなので醍醐味もある。お勧めの釣りだ。 チャンスが有れば又行きたい釣り。沖さん、kurosioさん、また誘ってくださいね。(^_-)〜☆ |
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写っている手のは、生きているイカの 鼓動に感動した娘の手です。 手の甲の黒点のはイカのスミ |
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■インフォメ−ション | ||||||||||||||||||
■仕掛け
★同行釣り人のHP
■必需品 竿、えさ(キビナゴ)、仕掛、ク−ラ−ボックス、カッパ(半夜は寒いので防寒着代わり)、帽子、ゴミ袋、ハサミ、手ぬぐい、水くみバケツ、運動靴 ■有ると便利なもの/船で、飲み物も食べ物も売りに来ますが当然高いです。 飲み物、食べ物、日よけ止めクリ−ム 沖一文字さん、kurosioさん ★武庫川一文字の釣り情報 宮本渡船オフィシャルHP ★釣り場紹介 武庫川沖一文字 |
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