TOPうんちく今、土木が熱い!土木見学ねじりまんぼ>No17-円明寺架道橋

KITAHATA URBAN DESIGN CORPORATION

円明寺架道橋
No.不明/JR京都線


円明寺架道橋/大山崎町字円明寺
東海道本線(JR京都線)
平成22/4/11撮影


日本最小のねじりまんぼ

■奥田畑橋梁を”発見”した日の夕方

     ” ねじりまんぼ・クラブ ”

の友人に発見のメールをしたら、

     ”俺も見に行く”

と言うので、

翌日、車で近くのショッピングセンターまで行き、

後は徒歩で奥田畑の” ねじりまんぼ ”を案内してきました。


■せっかくなので、

その足で大山崎町にあると伝えられる” ねじりまんぼ ”も

見に行くことにしました。


狭いところなので、車を役場の駐車場に止め、

徒歩でJRの線路に向かいます。


有りました。

感動です!!

人がしゃがんでやっとの大きさですが、

こんな身近に有ったなんて!!

ここのマンボは床にまでレンガが敷いてあり、

その上、日本最小のねじりまんぼだそうです。

土木学会の「日本の近代土木遺産」でもBランクになっており、

貴重な土木遺産といえそうです。


■周辺は民家ですので、見学時にはご近所に配慮しましょう。

近くに駐車場はなく、徒歩でないと行けません。


南側入口。しゃがんでやっとの高さです。 北側入口。北半分はコンクリートBOXです
床にもレンガが敷いてあります
「鉄道と煉瓦」では「円妙寺」と記されていますが
現場周辺は「円明寺」と表記されているので
ここでは「円明寺」と表記しています。



INFORMATION


1.「ねじりまんぽ」とは
2.「ねじりまんぽ」を見に行こう
3.「ねじりまんぽ」の構造
4.「ねじりまんぽ」建設再現
5.番外偏
6.マスコミで紹介されました
7.「ねじりまんぽ」一覧表
8.参考文献/参考外部リンク


参考文献、リンク

参考文献

1) 斜架拱(しゃかきょう)
/伊藤鏗太郎(イトウ コウタロウ)編訳/1899年(明治32年)

 我が国で初めて斜架拱”ねじりまんぽ”を単独で取り上げた書物と思われます。
 国立国会図書館・蔵書検索システム(外部リンク)で検索すると、原著のPDFデータを閲覧ダウンロードすることができます。


2) 鉄道と煉瓦−その歴史とデザイン

/著者;小野田 滋(おのだしげる)/鹿島出版会/2004発行

 煉瓦の歴史や組積方法鉄道構造物としてのデザイン等について記されています。
 全国45都道府県を調査した”足で書かれた論文”で、現在も購入可能です。


3) 阪神間 ・京阪間鉄道における煉瓦 ・石積み構造物とその特徴

/著者;小野田 滋/土木史研究 第20号/2000.5

 京阪神間の煉瓦 ・石積み構造物の特徴を捉え、現地調査結果をまとめています。(PDF/外部リンク

4) 組積造による斜めアーチ構造物の分布とその技法に関する研究
/著者;小野田 滋、河村清治、須貝清行、神野嘉希/土木史研究 第16号/1996.6

 「ねじりまんぽ」の分布や技法についてまとめた論文です。(PDF/外部リンク

5) 関西地方の鉄道における「斜架拱」の分布とその技法に関する研究」

/JR西日本 河村清治、小野田滋、木村哲夫、菊池保孝/土木史研究 第10号/1990.6

 JR西日本管内の「ねじりまんぽ」を本格的に調査し、まとめています。(PDF/外部リンク


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