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KITAHATA URBAN DESIGN CORPORATION

門ノ前橋梁
No.とうかい154/JR京都線

門ノ前橋梁/大阪府茨木市上泉町
東海道本線(JR京都線)
平成22/6/3撮影

旧東海道本線はねじりまんぼの宝庫

■昭和10年の洪水をきっかけにして、

昭和16年、茨木川が田中町地先で安威川に合流されました。

この時期以前は、茨木の中心部から安威川と茨木川の間をほぼ真っ直ぐ北に向かい、

安威村から車作の方に延びる路がありました。

その路は田中の手前でJRの下をくぐるですが、

そこに、”ねじりまんぽ”があります。

地元では”田中の丸また”と呼ばれていたそうです。


■車一台がようやく通れる一方通行の路ですが、

生活道路になっており、今でも結構交通量は多く、

自転車に乗った人や、タクシー、トラックが行き交います。

”ねじりまんぽ”の北詰には

地元では名の通った豆腐屋”伏見屋”さんがあります。


■周辺は民家ですので、見学時にはご近所に配慮しましょう。

近くに駐車場はありません。



旧線路(南側)の北側出入口 南側出入口

南側から北側を望みます。 北詰めには地元では有名な
お豆腐屋さんがあります。
斜めに切った”迫受石”があります。
車も通り、通行量は多いです。
基礎(側壁)やパラペットはオランダ積み


位置図




INFORMATION

1.「ねじりまんぽ」とは
2.「ねじりまんぽ」を見に行こう
3.「ねじりまんぽ」の構造
4.「ねじりまんぽ」建設再現
5.番外偏
6.マスコミで紹介されました
7.「ねじりまんぽ」一覧表
8.参考文献/参考外部リンク

参考文献

1) 斜架拱(しゃかきょう)
/伊藤鏗太郎(イトウ コウタロウ)編訳/1899年(明治32年)

 我が国で初めて斜架拱”ねじりまんぽ”を単独で取り上げた書物と思われます。
 国立国会図書館・蔵書検索システム(外部リンク)で検索すると、原著のPDFデータを閲覧ダウンロードすることができます。


2) 鉄道と煉瓦−その歴史とデザイン

/著者;小野田 滋(おのだしげる)/鹿島出版会/2004発行

 煉瓦の歴史や組積方法鉄道構造物としてのデザイン等について記されています。
 全国45都道府県を調査した”足で書かれた論文”で、現在も購入可能です。


3) 阪神間 ・京阪間鉄道における煉瓦 ・石積み構造物とその特徴

/著者;小野田 滋/土木史研究 第20号/2000.5

 京阪神間の煉瓦 ・石積み構造物の特徴を捉え、現地調査結果をまとめています。(PDF/外部リンク

4) 組積造による斜めアーチ構造物の分布とその技法に関する研究
/著者;小野田 滋、河村清治、須貝清行、神野嘉希/土木史研究 第16号/1996.6

 「ねじりまんぽ」の分布や技法についてまとめた論文です。(PDF/外部リンク

5) 関西地方の鉄道における「斜架拱」の分布とその技法に関する研究」

/JR西日本 河村清治、小野田滋、木村哲夫、菊池保孝/土木史研究 第10号/1990.6

 JR西日本管内の「ねじりまんぽ」を本格的に調査し、まとめています。(PDF/外部リンク


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