データシート |
■東除川橋梁(ひがしよけがわきょうりょう)は
正径間 3.63m、斜径間 3.86m、(上流側)
巾員W=12.82m(左岸)
斜架角 θ=70度(坑門角とした)、 起拱角 β=20度(写真判定)
上記の数字は平成28年4月9日再測結果に基づき修正しました。
後の複線化の影響で殆どが片側端面しか確認出来ないJRの「ねじりまんぽ」と違い、
両端面が確認出来、高さも最大級の堂々たるねじりまんぽです。
また、”たけちゃん”が気づいたのですが、
右岸の側壁煉瓦段数は29段、左岸は30段、
右岸と左岸で側壁段数が1段異なり、基礎煉瓦の段数で調整している。
図−β実測値と理論値の比較(クリックで拡大図)
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■坑門角α=斜架角θとした場合、
斜架角 θ=70度のβ(起拱角)の理論値は13°
結構捻りすぎということになります。
また、文献2)「鉄道と煉瓦」の斜架角は「左60°」
となっていますが、「右」の誤りです。
以上の調査データをまとめ、
データシートとしてPDFにしました。
(平成28年4月9日再測結果に基づき修正)
⇒⇒No24東除川橋梁 調査データ(PDF)
(新しいウインドウが開きます)
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■なお上記「調査ーデータ」を作成するにあたっては、下記の考えに従いました。
●ねじりまんぽの番号
/「鉄道と煉瓦」表4-1”一覧表”(P117)における番号を採用。
●方向
/東西南北の表示は主たる方向とした。
●経度緯度
/ 国土地理院地図-航空写真閲覧サービス より求めた。
●煉瓦形状
/手作り煉瓦であるので寸法にバラツキがある。故に代表値。
●積み方/イギリス積み、オランダ積みの区分
/コーナーの仕上げ形状により、イギリス積みとオランダ積みが区分されるので、
/文献「鉄道と煉瓦」にならい、一般的に”イギリス積み”と表記。
/ただし、コーナー部が”オランダ積み”と確認できたもののみ”オランダ積み”と表記。
●θβの左右区分
/「鉄道と煉瓦」にならい、側壁に向かってアーチの煉瓦が右上がりの場合「右」
、左上がりの場合「左」 と表記。
●中心キロ程
/現行距離程による。(開業時とは異なる)
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東除川橋梁/位置図
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余 談 |
■近くの狭山池の”コシノヒガン桜”は5分咲き。
河津桜よりは遅いものの早咲きの桜です。
ついでに、ピンク色のユキヤナギも発見しました。
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■その後矢穴の資料を探しに、和歌山城横の「岡公園」まで行きました。
私の記憶では
矢穴を空ける道具が展示してある
というものでしたが、私の勘違い。
本当は天守閣に展示してあるそうで
目的を達することができませんでした。
岡公園内の矢穴も1箇所しか発見できませんでした。
また、お城の桜も全く咲いていませんでしたが、
お城の駐車場は満杯。長蛇の列でした。
我々は偶然美術館の駐車場に入れましたが、
比較的空いていました。
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公園の中に岩山というより、まさに石切場跡が公園に |
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子供達の遊び場なので、石を突っ込んだりして傷だらけ |
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