KITAHATA URBAN DESIGN CORPORATION


京都・東山 平成12/11/11
 哲学の道


学園祭

哲学の道
白川通〜銀閣寺

 娘の学校の学園祭へ行ったついでに、哲学の道から南禅寺・知恩院、そして京都駅の巨大クリスマスツリ−のオ−プニングを見てきた。

 今年は、高校の文化祭にも行ったが、高校生って”そんなもんだったのか”と思うくらい、その内容たるやガックリだった。
大学生ともなると、ちょいとはしっかりしているようだが、娘のやっていることと言えば、クラブの活動費を稼ぐための
  「たこ焼き屋」

  「キムチ・チャ−ハン」
を売る「店」だった。

 ”親ばか”のHIROさんと私は、娘に無理矢理「食券」を買わされ、それを使うためにわざわざ京都まで出てきたのだ。
しかし、それも口実で、紅葉は大分遅れているので、”本命”は今日オ−プンする「京都駅の巨大クリスマスツリ−」である。

銀閣寺から哲学の道

哲学の道/鹿ケ谷

 バスに乗って白川通りを南へ下り、銀閣寺で降りる。
バス停から東へ少しはいると「銀閣寺」が有る。観光客が多そうなので、そのまま「疎水」に沿って歩く。久しぶりの哲学の道散策だが紅葉はまだ早い。

 この道は、銀閣寺橋から東山山麓の若王子橋まで約2キロの疎水沿いの小道で、「日本の道百選」にも選ばれている。哲学者の西田幾多郎がこの道を好んで散策したことから、「哲学の道」と呼ばれている。

 学園祭でたこ焼きや焼き鳥を食べたので、抹茶アイスクリ−ムを食べたくなった。
適当な店を探すが、何処も高そうだ。「八つ橋」が安かったので、お土産に購入。

 疎水の水は比較的綺麗で、鯉や金魚、亀まで泳いでいる。

 ぶらぶら散策しながら、南禅寺も近づき、哲学の道も終わり近くになった若王子に、地名を取った喫茶店がある。ここは、学生時代?(相当昔ということだが)に何回か入ったことのある店で、土手を少し西へ降りたところに有る。
 当時は、”その頃でさえ一昔前のTV番組”の「新撰組」で土方歳三をやっていた”栗塚旭”という俳優さんがオ−ナ−だと言うことだった。が・・・・。石段を下っていくと何となくジケ−としている。すれ違ったおばちゃん達から
 「暗かったね〜」
とか聞こえてくる。
 どんどん降りて行く。未だに有名なのか人は沢山出入りしているが・・・・。

 ガラス越しに見える店の中は、何だか人の胸当たりまで”もの”がつまっている。庭の入り口には”コヒ−700円”とか書いてあり、中に入ると右側は、ゴミ?荷物の山?。店内は奥の方まで”荷物?の山”。 (-_-;)
ちょっと空いているスペ−ス(まるで”ゴミ山”の中の空間)で営業はしているようだが・・・・。
 何せ口にする物のことなので、すぐに退散させて頂いた。ε=ε=┏( ・_・)┛

 おかげで、抹茶アイスクリ−ムを食べ損ねた。

南禅寺

南禅寺三門/正面より

南禅寺三門/北より

疎水運河

知恩院

 哲学の道も若王子で終わり、夜間拝観を行っている永観堂(禅林寺)や東山高校の横を抜け、南禅寺まで下る。
HIROさんの「記憶に無い」と言うので”赤煉瓦の水路閣−水道橋”を見にいく。

 HIROさんに、日本有数の土木技術者”田辺朔郎”の逸話を披露して、自分のことのように自慢する。

 田辺朔郎は、工部大学校(東京大工学部の前身)の卒論
   「琵琶湖疏水工事の計画」
で京都府知事・北垣国道に抜擢され、明治18年疏水工事に着手した。当初は、大津・京都間の輸送力増強と京都の水不足解消のためだったが、世界最新の水力発電施設を伴い、その電力で市電を走らせるという巨大プロジェクトに成長した。5年間の難工事の末に疏水を完成させた。彼は弱冠二十歳代で琵琶湖疏水の設計工事を担当し、京都の近代化に尽くしたのである。疎水は、今でも立派に琵琶湖の水を京都の街に流している。

 水路閣の帰りに、山門(正しくは三門)も公開していたので、石川五右衛門の気分になろうと急な階段を登らせていただく。

おお!「絶景かな〜絶景かな〜」
山が紅葉していないのが残念だ。

 「しんどいなあ」
と言いつつ、知恩院の近くまでやって来た。学園祭で変な物を沢山食べたので全然お腹が空かない。でもここまで来ると、歩き疲れ、歩道の横の石のベンチに2人で座り込んだ。

 しばらく休んでから、
「ここは人通りが多いから、知恩院の山門の前の石段に座ろう」
と、少し歩いて山門に着くと、四時でお仕舞い、中に入れなかった。

 早く家に帰ると、
  ”夕食の準備や後片づけ”
をしなければならないので、HIROさんは
  「晩ご飯を食べて帰ろう」
と言うが、わたしは今夜のメニュ−が”おでん”なので、本当は早く帰り、家でゆっくりしたかったのだ・・・・。

 知恩院前から円山公園を八坂さんへ抜け、八坂さんの石段でまたもや座り込んで相談。
 「どうしょ?」
 「カニいこか?」
 「高いしなあ」
 「予定どおり、京都駅いこ!」
 「ここから、どうやっていくの?」
 「河原町まで歩いて、烏丸まで阪急、次は地下鉄!(^_^)v」
 「まだ!歩くん?」
 「ほな、ここからバスに乗ろ」
と、バス停に並んだが長蛇の列に交通渋滞。

 一度は河原町めがけて歩き出したが、東山通りが流れ、バスが来たのを見てUタ−ン、
再度バス停に並び京都駅行きのバスに乗る。 
クリスマスツリ−
京都駅クリスマスツリ−


 今日の”本命”は、本日オ−プンする「京都駅の巨大クリスマスツリ−」
オ−プニングイベントで、コンサ−トが開催されている。

 駅ビルの「焼鳥屋」で食事のあと、ゆっくりと「クリスマスツリ−」を拝見。結構大きい。右の写真、中央下に写っているのが、子ども(よその)だから、大きさが解ると思う。

 駅ビルをゆっくり散策のあと、帰宅。

 京都の紅葉、今年は11月の終わりから12月初旬が見頃。
夜間拝観やライトアップも行われる。
でも、もう少し空いていたらな。



INFORMATION

哲学の道

●交通アクセス/JR「京都」駅から市バスで「銀閣寺」下車すぐ
●所在地/銀閣寺〜法然院〜永観堂〜南禅寺
●関連HP/哲学MAPION地図−銀閣寺〜法然院鹿ヶ谷若王子

南禅寺

●交通アクセス/JR「京都」駅から市バスで「永観堂前」下車、徒歩8分
●所在地/京都市左京区南禅寺福地町
●TEL/075-771-0365
●管理者MAIL nanzen@tajimi.com
●関連HP/南禅寺HP−1−2鳥瞰図



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