KITAHATA URBAN DESIGN CORPORATION

阪村筏 アオリイカ
 平成12年4月23日/中潮

釣友:Junshoさんいまさんベ−さん+友達


■一月ぶりの釣行

 一月ぶりの釣行、ましてや先週は予定しながらのドタキャン。(Junshoさんtensyuさんごめんなさい。)
そんなこともあって、朝から希望に胸を膨らませながら準備をしていると、Junshoさんから電話。

J/「メチャクチャ混んでるようなんで、少し早めに行きます。車、停める所が無くなりそうなんで・・・。」
α/「解りました」
J/「いまさんと時間を打ち合わせて下さい」
α/「はい、そうします」

 いまさんと打ち合わせ、3時前に”いまさんち”へ行くことに。
今回は初めて小生の車で”いまさん”と”Junshoさん”を迎えに行くことになっている。
団子釣りだったら3人分の荷物は無理だが、アオリなら行けそうだ。

 さらにしばらくして、またJunshoさんから電話。
J/「時間聞いてます?」
α/「(?_?) 3時前・・・」
J/「いえ、終わりの時間です。普通、夕方終わるんですが、今回8時までやります。都合どうです?」
α/「良いですよ(^_^;)」

 結局、朝の6時から晩の8時まで釣りをすることになった。
あわてて、ヘッドランプと懐中電灯
(ヘッドランプのスウィチが壊れていて、常時ONなので・・・何せ、学生時代に山用に買った”年代もん”である)
電気浮き、電池を追加する。

■夕食で焼酎を

 夕食で焼酎を飲んで、9時に布団に入った。案の定、嬉しさのあまり12時頃には目が醒めてしまい、1時半には目覚ましが鳴る前に起きてしまった。
2時に自宅を出発、いまさんち着は2時40分。阪神高速をJunshoさんちへ向かう。
車中、猛スピ−ドの車に追い抜かれたのをきっかけに、掲示板のカキコにあった、いまさんの”ブイブイいわしてた”若い頃の話を聞く。

 インタ−ネットの世界はいきなり現代から入るので、今の自分、今の考え方が一番大切で全てだと思う。
過去はあまり関係ない。すこぶる公平な社会だ。過去は後から付いてくる。

 3時過ぎにはJunshoさんちに到着。荷物を積み込んで、”伊勢吉”へ向かう。5分もかからないうちに着く。
こんな近くに立派な「餌・道具」さんが有るとは羨ましい。

 ここで飲み物や不足の道具を購入し、運転をJunshoさんに代わってもらって出発。

 Junshoさんは”元ライダ−”(”仮面ライダ−”では無い、あれは”あすか”のお父ちゃん)で、
この人も昔”ブイブイいわしてた”のだ。
 小生の愛車”シャリオ”が92年の購入以来、経験したことの無い様な猛スピ−ドで、追い越し車線の他車を”アオリ”ながら一路南へ。

J/「いまさん、今日の目標は?」
い/「アオリ2〜3kgを3〜5杯、とバスロッドのダウンショットで年無しをGET!」
J/「アルファ−さんは?」
α/「釣れたら、いいです」
J/「今日は絶対釣れますよ!(^_^)v」

行きの車中は、期待だけで幸せになれる。

■阪村筏に到着

 5時頃に阪村筏に到着。もう、4〜5台の車が止まっている。
着替えてる内にすぐに明るくなる。風が少しある。不安がよぎるが”今日は大丈夫だろう”と思い込む。
べ−さん(旧称”平松”さん)も既に到着している。
 事前にジャンケンをして釣座を決める。一回目で一番になった。\(^0^)\

J/「みんなで”グ−”出そうって言ってませんでした?」
α/「・・・・・・・(にっこり笑って無視!) (^_^)/~」

 ジャイケンに勝ったのは、「相差」以来の快挙だ。阪村ではべったの方ばかりだった。
岸に向かって右を確保。これで条件が1つ良くなった。(^-^)

 勝手知ったる何とかで、軽四に荷物を載せJunshoさんの運転で、港まで運んでさっさと船に積み込んだ。
もちろん一番船確保である。
 海は澄んでおり、海底には”うに”らしきものまでが見える。1つ条件が悪くなった。

■今回の筏は7号

 今回の筏は7号。前回オフ会と同じだ。餌は、活きアジをとりあえず1人20匹。
小生から時計回りで、いまさん、Junshoさん、べ−さんと四隅に並ぶ。
お客さんが多いので各筏とも満員。そのため、アジの餌もすぐに来そうもないのでゆっくりと竿を出す。

 小さな筏に4人も乗るのだし、筏に乗る前に、

J/「一人2本しか出せないね」

と言っていたので、小生は泳がせで2本出した。他のメンバ−も2本づつ出している。
ところがしばらくして横を見ると、べ−さんがもう一本、浮き仕掛けを出している。
その横ではJunshoさんもぶつぶつ言いながら、3本目を出している。

α/「く、く、く、・・・(-_-;) また騙された」

小生もすかさず、準備していた浮き仕掛けをさっと出した。

 釣り初めてしばらくすると、天気は良いのだが、だんだん風が強くなってきた。
当たりはない。7時、8時、時間がすこぶる長い。誰にも当たりはない。
風も弱まりそうになく、時折突風が吹く。

■事件発生

 4人共が (-_-)と成っている、その刹那!
小生の椅子が突風にあおられて、すぐ風下のいまさんの方向へ飛んで行く。
運悪くその方向にはいまさんの竿立てが・・・・。
ガシャンという音も風にかき消され、竿と、椅子とが海中に!
 すかさずJunshoさんがタモを持って飛んできて、浮いていた椅子をキャッチ。しかし竿は沈んでしまったようだ。
いまさんは呆然としている。小生も何をして良いやら解らない。
竿を拾い上げるいまさん

( いまさんの釣行記では、 「いまさん済みません、弁償します」
  と小生が言ったことになっているが、その覚えが無い?)

 取り敢えず、そこいらのものを飛ばない様にし (ちゃっかりアジも投げたような気もするm(_ _)m)
いまさんの方向に泳いでいったアジを巻き取る。 と、それがいまさんの仕掛けとからんでいる。
さらにもう一本の糸が・・・。

 いまさんの横に座る。

い/「切っても良いですよ」
α/「いえ、すぐ解けます。ところで”これ”いまさんの糸?」
い/「わからん!」

 いまさんは自分の糸が解らないくらい動揺している。
無理はない、バイオマスタ−付の高級ロッド2セットが海中に沈んだのだ。
でも、これはいまさんの糸に違いないとぐいぐい引っ張ると、ドンドン糸が出てくる。
根掛かりした糸ではないらしい。やはり、いまさんのか?
 巻き取ること白髪三千条、ついにロッドの先端が見えてきた。
その下からは白い駆体のバイオマスタ−が上がってきた。
いまさん自身ももう一本を巻き上げる。\(^O^)/良かった。

■昼寝

 その後強風の中、4人とも昼寝状態に入る。時折波飛沫も飛んでくる。天気は良い。

11:00 阪村さんが弁当を持って来てくれるも、誰も起きない。

12:00 少し気分が船酔いだったが、昼食のおにぎりを1つ、無理矢理食べる。

12:30 腹具合が悪くなり、○ン○をする。潮下に流れて行くが、みんな寝ているので気づかれずにすんだ。

13:00 最悪の気分となり、撒き餌をする。
    昼食べたおにぎりが、蒼い海に真っ白な撒き餌となって広がっていく。
    ご飯粒は細かくなっているものの、消化されていない。結構、量が出る。
    何の力で、こんなに勢い良く胃の中のものが逆流するのだろう。不思議だ。

赤色いまさん、黄色小生 こんな写真撮るなよ
べ−さん いまさん 一見穏やか Junshoさん
 
14:00 まだみんな寝ている。他の筏はほとんど人が居なくなった。
    小生は起きあがるたんびに気分が悪くなり、起きては寝るの繰り返し。 
    tensyuさんから電話が入る。南港も風が強いらしいが、チヌを1枚ゲットしたとのこと。
    
    「ジ−」の音(ゆるゆるのドラグが廻る音です)は聞かれず、
    一度居食いで尻尾だけになったアジが上がってきたのみ。
    糸も一度噛み切られはしたが・・・・。

15:00 風が止み、一人また一人と動き出す。
    小生も気分が快調に向かう。

■気を取り直し

 いまさんも気を取り直し竿を出す。さらに、チヌを釣るんだとバスロッドを取り出し、
道糸にナス錘を付け、エダスを出してオキアミを付けている。
Junshoさんが、

J/「そんなんでチヌが釣れたら、ちぬ師に失礼ですよ。ねえ!アルファ−さん」

と言いながらも、オキアミの指し方を教えている。

α/「(心の中で)そこ、その辺、さっき・・・・小生が撒き餌した所なんだけど・・・。」

知ってか知らいでか

い/「うんうん、撒き餌が効いてきた。当たりが多い!」

とか何とか・・・・・・小生(-_-;)
でも釣れるのはベラばかり。

 夕方、ベ−さんの友達(加藤さん)が到着し、ベ−さんと共に6号イカダへお引っ越し。

■午後4時過ぎ

 いまさんの竿に沈黙を破る「ジ−」の音!。時刻は、いまさん記では午後4時過ぎ(Junsho記では15:30になっている)
しかし、鳴り方がおかしい。長〜い。

い/「エソかな?」

慎重なやり取り、ちらっと姿が見える。

J/「青モンかな?」

生前のべっぴんさん
(おやまふぐ)

近づいてくると、頭がのべ〜としているのでボラを横に伸ばしたように見える。
Junshoさんがタモ入れする。

い/「ふぐ?」

なんとも派手なふぐである。60センチは優にある。
いまさんの腕がいいので、ちゃんと針が唇に刺さっている。
針をペンチで抜こうとするいまさんに、

J/「いまさん、下手に触ると危ないですよ」
α/「そうです、何処に毒有るか解りませんよ」
い/「リリ−スするっ!」
J/「もったいないから、ゲンさんに聞いてからにしましょう」
い/「スカリが汚れれんのがいややっ」
α/「高級魚かもしれませんよ、とにかくゲンさんに聞いてから・・・」

何とかいまさんも納得して、追加のアジを持ってきた阪村さんに現物を見せると、

ゲ/「おやまよ」

毒は無いという。

ゲ/「べっぴんさんよ」
α/「へ?何て言うんですか?」
ゲ/「おやまよ、おやまやから”べっぴんさん”ろ」

おやまふぐと言うらしい。通称”べっぴんさん”
ふぐ専門店の安いふぐが、これらしい。

■夕日がきれい

 夕日がきれいだ。昼寝のおっちゃん以外に撮る写真もないので、夕日をパチリ。
暗くなってきて、電気浮きに代えるも変化無し。
津久野の夕日
Junshoさんのアオリイカ

 しかし、納竿間際の魔術師、我らがJunsho師匠にあたり。
小生の”安物でスウィチが壊れていて常時ON”のヘッドランプが間違って照らしでもしたら、アオリイカが驚いて逆噴射しかねないので、あわてて電池を外す。
幸いJunshoさんは、居食いのアオリを的確に引っ張ってきて見事ゲット。
めでたし、めでたし。\(^O^)/
20時納竿。

J/「いまさん、”べっぴんさん”どうぞ、毒無いですよ」
い/「いりません」
J/「アルファ−さん、持って帰ります?」
α/「なんぼ何んでも、うちの嫁さん、これは”よう”料理してくれません。Junshoさんどうぞ」
J/「僕も結構です」
と言うことで、誰も持って帰らないのなら近所の小料理屋「あこう」で料理してもらおうと言うことになった。

α/「アオリも一緒にねっ (^_^)v」
J/「アオリイカは一度冷凍した方が美味しいすよっ」(持って帰りたいときの意思表示)
い/「トレトレの方が美味しいっ!」
J/「(小声)ぶつぶつ・・この年寄り共、苦労して釣り上げたオレの”今日イチ”を・・・(-_-;)
  嫁も子供も待っているのに・・・・・」(αの想像)

■あこう

 料金を精算し、Junshoさん、いまさんと3人で「あこう」に行く。
と、案の定ゲンさんが既に赤い顔で上機嫌。
「あこう」のお母さんに”べっぴんさん”とアオリを託し、4人で宴会モ−ドに入った。

 アオリイカは、もちろん刺身でいただいた。新鮮で美味しかったあ〜。
 べっぴんさんはゲンさんの指示により、醤油風味で炊いてもらった。
一応、いまさんが先に箸を付け、しばらく異変がないのを確認してからJunshoさんと小生もいただくことにした。
身が締まっててそれでいて柔らかく、これも絶品だ!

べっぴんさん ゲンさん、「あこう」のお母さん
小生、いまさんの腕
アオリイカ

 宴会終了後、3人とも唇が痺れてないのを確認し、大いに安心・満足して帰途についた。
帰宅は1時半。苦しくも楽しく、はてまた美味しい釣行であった。

関連HP/阪村筏アオリカ−1アオリイカ−2


釣りサンデ−の「釣魚検索図鑑」を見るとこのふぐは、「しまふぐ」となっていて、
<毒>
と書いてあるのですが・・・・・・・????


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