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KITAHATA URBAN DESIGN CORPORATION

インクライン・ねじりまんぽ


東側「雄観奇想」/東山区東小物座町
平成22/3/27撮影


雄観奇想・陽気発処

京都へ枝垂れ桜見物の梯子に行った時に友人の話を思い出し、

今、”その世界”では大変話題になっている

   ねじりまんぽ

を見に行くことにしました。


蹴上のインクラインをくぐる”レンガ積み”のトンネルなんですが、

よくよくみると不思議な形なんです。

これが、明治時代に作られた土木の作品です。


トンネルの中で長いこと写真を撮っていると、

若いアベックが二人で写真を撮りたかったらしく、

女の子の方がちらっとトンネルの中を覗き、

    「マダおる!」

と小声で言うのが聞こえてきたので、

早々??に立ち去りました。


■私の高校大学の友人(ねじりまんぽの文献を

国立図書館からダウンロードし、構造の解析に挑戦している)

に聞いたのですが、

トンネルの表裏に額があり、

表は「雄観奇想」、裏は「陽気発処」と書いてあるそうです。

トンネルの表の額は写真に撮ったのですが、

裏にも額があるなんて知りませんでした。


明治時代、若いエネルギ−によって築かれた日本の礎。

琵琶湖疎水やインクラインは明治のロマンが漂っています。

平安神宮前の大鳥居から疎水沿いに東へ! こんな標識まであります。
桜を愛でながらインクラインを歩きます わりと綺麗に保存されています。
側壁部はイギリス積み アーチは半円形です
設計者・田辺朔郎 博士の象 蹴上発電所
蹴上から疎水沿いに歩くと南禅寺に入ります

■琵琶湖疎水の船運は、当初人力で船を引っ張り上げたようですが、

世界で二番目の水力発電所”蹴上発電所”の完成によって、

電気を利用するようになりました。

船を台車に乗せ、鴨川から約36メートル、勾配約1/15の落差を

インクライン(傾斜鉄道)で蹴上まで登り、

トンネルをくぐりながら、琵琶湖まで運んだそうです。(第一疏水)


また蹴上発電所は、開業から100年以上を経た今でも

京都の街へ電気を送り続けています。


■田邊朔郎のノートには

IT IS NOT HOW MUCH I DID,BUT HOW WELL DO.
(どれだけ頑張ってきたかではなく、これからどれだけのことをやれるか、それが大切である。)

という恩師ヘンリー・ダイアーの言葉が書かれていたそうです。

明治23年(1890)4月、晴れの通水式を迎えた田辺朔郎は

未だ、28才の青年でした。

     

相次いで新聞で紹介

■毎日新聞で紹介されました/平成28年2月11日毎日新聞京都地方版

2月9日、「ねじりまんぽの話が聞きたい」と、

毎日新聞京都支社の記者が来られました。

質問されるこた事に答え、

「ねじりまんぽ」の魅力や構造、歴史、種類等の情報の提供をしました。


その内容が、

平成28年2月11日(木)の毎日新聞京都版「驚都・きょうと」で、

インクラインのマンポの写真と共に掲載されました。

インターネットでも、

    毎日新聞ネット版「驚都・きょうと」/32 明治の不思議トンネル /京都
    (外部リンク/会員登録必要)

で読むことが出来ます。 (記2/13)




■朝日新聞でも紹介されました/平成28年4月13日朝日新聞・大阪版夕刊

■3月中旬に、狭山池近くの「ねじりまんぽ」を見に行ったところですが、

またまた呼ぶんですね。

今回は朝日新聞からインタビュー申込の電話がありました。


■残念ながら私は年度末でそんな余裕が無いので

盟友の”たけちゃん”に頼みました。

4月13日に載るとのこと。どんな記事になるか楽しみです。


■4月13日夕刊二面に載りました。

朝日新聞デジタル(外部リンク)/無料登録をすれば全文読めます。 (記4/17)




Day by day(外部リンク)

■以下に今回の取材に関する

  「たけちゃん」のブログ

を紹介します。

  蹴上のねじりまんぽ記事/4月14日

  蹴上のねじりまんぽ 長さ/4月8日

  蹴上のねじりまんぽ/4月3日


INFORMATION

参考文献、リンク

参考文献

1) 斜架拱(しゃかきょう)
/伊藤鏗太郎(イトウ コウタロウ)編訳/1899年(明治32年)

 我が国で初めて斜架拱”ねじりまんぽ”を単独で取り上げた書物と思われます。
 国立国会図書館・蔵書検索システム(外部リンク)で検索すると、原著のPDFデータを閲覧ダウンロードすることができます。


2) 鉄道と煉瓦−その歴史とデザイン

/著者;小野田 滋(おのだしげる)/鹿島出版会/2004発行

 煉瓦の歴史や組積方法鉄道構造物としてのデザイン等について記されています。
 全国45都道府県を調査した”足で書かれた論文”で、現在も購入可能です。


3) 阪神間 ・京阪間鉄道における煉瓦 ・石積み構造物とその特徴

/著者;小野田 滋/土木史研究 第20号/2000.5

 京阪神間の煉瓦 ・石積み構造物の特徴を捉え、現地調査結果をまとめています。(PDF/外部リンク

4) 組積造による斜めアーチ構造物の分布とその技法に関する研究
/著者;小野田 滋、河村清治、須貝清行、神野嘉希/土木史研究 第16号/1996.6

 「ねじりまんぽ」の分布や技法についてまとめた論文です。(PDF/外部リンク

5) 関西地方の鉄道における「斜架拱」の分布とその技法に関する研究」

/JR西日本 河村清治、小野田滋、木村哲夫、菊池保孝/土木史研究 第10号/1990.6

 JR西日本管内の「ねじりまんぽ」を本格的に調査し、まとめています。(PDF/外部リンク


外部リンク

■Day by day

 私の学友にして現役の土木技術者”たけちゃん”が、趣味で解析する
       ”ねじりまんぽ”の技法とその疑問
 「斜架拱(しゃかきょう)」に基づいて”ねじりまんぽ”の展開図や模型を作っている
 超!!お奨めのブログです。⇒Day by day(外部リンク)
 (あたらしい画面が開きます)

  ■六把野井水拱橋
    /Vol−1Vol−2/Vol−3/Vol−4
  ■篠津川橋梁についての検証
    /Vol−1Vol−2Vol−3Vol−4
  ■兵田川橋梁についての検証
    /Vol−1Vol−2
  ■旧東川橋梁についての検証
    /Vol−
  ■第91号橋梁についての検証
    /第91号拱渠 八木のねじりまんぼ
  ■狼川トンネルについての検証
    /斜拱施工法 「土木施工法」(鶴見・草間)より
    /古書発見 鶴見・草間の「土木施工法」
    /ねじりまんぼのペーパクラフト?
    /狼川 天井川のねじりまんぼ蒼い空の満月の日には
  ■茨木で”ねじりまんぽ”を発見
    /130年前のトンネル
  ■”ねじりまんぽ”をExcelで解く
    /3次元建築構造解析トンネル断面
  ■参考にした文献
    /ねじりまんぼ「鉄道と煉瓦」
    /「斜架拱(しゃかきょう)」−1斜架拱−2
  ■設計に着手
    /展開図施工準備写真展開力学論文算式
  ■茨木のねじりまんぽ
    /茨木ステンション田中の丸また富田のレール
  ■インクライン
    /花見のねじりまんぽインクラインの考察
    /雄観奇想ねじりすぎ
  ■ネジリマンポの時代
    /時代背景明治初頭今昔マップ鉄道忌避
  ■ねじりまんぽ探索
    /JR京都線馬場丁川はおもしろい
  ■ねじりまんぽ建設
    /藤田組黒鍬者募集施工方法;砂箱
    /アーチウイング無事竣工


■疎水の散歩道
>技術>建設工事(外部リンク)

 「ねじりまんぽ」の名前の由来についても詳しいホームページです。

■蹴上発電所

 関西電力/水力発電所ホ−ムペ−ジ (外部リンク)




弊社内部コンテンツ

■ねじりまんぽの紹介


 ■ねじりまんぽ/本編  番外偏/矢穴車石 

■ねじりまんぽ探検済

 ■No4-眼 鏡 橋(えちぜん鉄道)/福井県坂井市三国町宿1丁目

 ■No7-小田原川橋梁(JR東海道線)/岐阜県不破郡関ヶ原町野上

 ■【新規】穿屋川橋梁(JR東海道線)/岐阜県不破郡関ヶ原町野上
  「鉄道と煉瓦」に記載無し

 ■No8 烏谷川橋梁(JR関西本線)/三重県伊賀市柘植町

 ■No9 六把野井水拱橋(三岐鉄道北勢線)/三重県いなべ市員弁町下笠田

 ■No11-市三宅田川橋梁(JR東海道線)/滋賀県野洲市野洲512付近

 ■No12-旧狼川トンネル(下)(JR東海道線)/滋賀県草津市南笠東1丁目〜2丁目

 ■No13-兵田川橋梁(JR琵琶湖線)/滋賀県大津市杉浦町4〜別保3丁目7

 ■No14-篠津川橋梁(JR琵琶湖線)/滋賀県大津市中庄2丁目〜別保3丁目

 ■No15-旧東川橋梁(JR東海道線)/滋賀県大津市逢

 ■No16-馬場丁川橋梁(JR京都線)/京都市西京区牛ケ瀬奥ノ防町

 ■No17-円明寺架道橋(JR京都線)/京都府乙訓郡大山崎町字円明寺

 ■No18-第248橋梁(関西本線)/京都府相楽郡南山城村北大河原荷掛

 ■No20-第91号橋梁(JR嵯峨野線)/京都府南丹市八木町八木

 ■No21-ねじりまんぽ(インクライン・琵琶湖疎水)京都市東山区東小物座町

 ■No22-奥田畑橋梁(JR京都線)/大阪府高槻市梶原5丁目

 ■No23-門ノ前橋梁(JR京都線)/大阪府茨木市上泉町

 ■No25-安井橋梁(JR神戸線)/兵庫県西宮市安井町
  【目視できず】/「さくら夙川駅」の工事のため平成18年に撤去又は埋殺しされたもよう。

 ■No26-東皿池橋梁(JR神戸線)/兵庫県西宮市郷免町

 ■No27-木杣上谷橋梁(JR神戸線)【撤去】/兵庫県西宮市郷免町


 注)番号(No.**)は、「鉄道と煉瓦」表4-1”一覧表”(P117)における番号を採用しています。


■疎水〜南禅寺散策

 ■ちょっとお出かけ>京の枝垂桜をはしご(インクライン、南禅寺)

 ■ちょっとお出かけ>春季・非公開文化財特別公開(インクライン、南禅院、南禅寺)



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