■椎尾神社は「サントリー山崎蒸留所」の奥にありますが、
その道はサントリーの敷地では無く、神社の参道です。
数年前から、前職の宮司さんが中心になって山吹を植えられ、
今や国内でも種類に関しては最多種クラスの品揃えで、
ようやく観賞に耐えるほどに成長しました。
そのため、知る人も少ない超穴場です。
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■花は、一重、八重、白花、絞り咲き、
葉は三種類の斑入りがあります。
八重はどこにでもありますが、ここは一重が中心です。
本数も松尾大社の3,000本には及びませんが
約1,000本の山吹、今が見頃です。
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■前職の宮司さんのお話によると・・・・・・・
椎尾神社のヤマブキは、
ご祭神の聖武天皇が井手の玉川でヤマブキを愛でられた
後鳥羽天皇も水無瀬離宮でヤマブキを愛でられた
島本町の花がヤマブキである
等の理由で、ご祭神をお慰めするため、
元からあったヤマブキを中心に、挿し木によって増やしたものだそうです。
境内には約千株が植えられているとのことです。
■ヤマブキは一重のものが多く、
これだけ一重のものが植えられている寺社はあまりないそうです。
植えられているヤマブキの種類ですが、
花は、一重、八重、白花、絞り咲き、葉は三種類の斑入りがあります。
白花ヤマブキはヤマブキ の変異種で、シロヤマブキという別種ではないとのこと。
白花ヤマブキはあまり植栽されていることはなく、何株もある寺社は少ないそうです。
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サントリー山崎蒸留所、中庭桜とのコラボ |
■絞り咲きのものは「吹雪錦」という品種で、
葉にも散斑が入り、稀に純白の花や枝も出現します。
斑入りは花が終わったあとに、よくその特徴が現れます。
また白覆輪斑入りのものは花の時期が普通の一重のものに比べ遅くなります。
花は白花、一重が一番早く、八重や斑入りはそのあとになります。
花の見頃ですが、年によっても違いますが、
ソメイヨシノが散ったぐらいの時期と言うお話です。
■平成26年に大規模な剪定が行われましたので、
その二年後となる今年は、絶好の見頃となります。
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